特許
J-GLOBAL ID:200903012740595770
伝播性亜急性海綿状脳症の処置において治療作用を有する物質の選別方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中島 三千雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-530612
公開番号(公開出願番号):特表2001-508541
出願日: 1998年01月14日
公開日(公表日): 2001年06月26日
要約:
【要約】本発明は、伝播性亜急性海綿状脳症(TSSE)ないしプリオン病の処置において治療作用を有し得る物質の選別方法であって、脾臓からPrPresを単離する工程を含むものに関し、更に、本発明は、その選別方法に特に適した、PrPresの複数の単離方法と、それら単離方法の、特にPrPresの検出における適用に関する。
請求項(抜粋):
伝播性亜急性海綿状脳症(TSSEs)の処置において治療作用を有し得る物質の選別方法であって、 a)げっ歯類によって構成される群から選択された少なくとも1匹の実験室 動物に対して、非通常性伝播性剤(NCTA)を、時間tAにおいて、何 れかの適当な経路にて、接種する工程と、 b)前記実験室動物に対して、選別されるべき物質(テスト動物)または擬 薬(負の対照動物)の何れかを、tAの15日前と、前記実験室動物の脾 臓においてPrPresのレベルが最高になる時間に対応するtCとの間 の期間内において、または、前記実験室動物の脾臓においてPrPres が最初に検出される時間に対応するtBと、tCとの間の期間内において 、何れかの適当な経路にて、投与する工程;tBは、tAとその15日後 の間であり、tCは、tAの25日後から30日後の間であることと、 c)tBとtCとの間の期間内において、好適にはtCにおいて、前記各動 物を絶命させ、そしてその脾臓を採取する工程で、tA、tB、tCはそ れぞれ日数で表わされることと、 d)採取した各脾臓からPrPresを分離する工程にして、該脾臓をホモ ジナイズし、次いでその得られたホモジネートから前記PrPresを単 一の分離工程において得る特別な抽出を行ない、そして場合によりそのP rPresの精製を行なうことを含む適当な単離法に従って実施すること と、 e)前記(d)工程において得られたPrPresを何れかの適当な方法に よって検出して、特別な信号を発生させ、次いでその得られた信号を、前 記疾病の終末段階にある動物から得られた脳ホモジネートからなる正の対 照についての希釈の検定シリーズと比較することによって、前記PrPr esの半定量化を行なう工程と、 f)前記(e)工程において前記テスト動物の脾臓から得られた前記PrP resのレベルが、同一条件下で前記負の対照動物から得られたレベルに 比較して少なくとも2のファクタまで減少している場合に、前記選別物質 を、前記伝播性亜急性海綿状脳症の処置のための候補として選択する工程 と を含むことを特徴とする選別方法。
IPC (5件):
G01N 33/68
, C07K 1/14
, G01N 33/15
, G01N 33/50
, C07K 14/47
FI (5件):
G01N 33/68
, C07K 1/14
, G01N 33/15 Z
, G01N 33/50 Z
, C07K 14/47
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