特許
J-GLOBAL ID:200903012796980889

高沸点不純物を実質的に含まないクライオジェンを供給するためのクライオジェンステーション

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-143344
公開番号(公開出願番号):特開平7-027297
出願日: 1994年06月24日
公開日(公表日): 1995年01月27日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、高沸点不純物を実質的に含有しないクライオジェンを供給するためのクライオジェンステーションを提供する。【構成】 本発明のクライオジェンステーションは断熱メインタンクと補助タンクを含む。メインタンク中に貯蔵され圧力生成回路によって加圧された液体クライオジェンが、補助タンク中に送り込まれる。補助タンク中に形成されたクライオジェン蒸気が外部熱交換器によって周囲温度に加温され、次いで補助タンク内に配置された内部熱交換器に再循環される。この内部熱交換器は補助タンク中に送り込まれたクライオジェンの一部が気化してクライオジェン蒸気を形成し、そしてこのようなクライオジェンの残部が補助タンク内にそのまま残されて、高沸点不純物を固化状態にて実質的に保持するよう形づくられている。従ってクライオジェン蒸気は、生成物流れとして供給されるときに不純物を実質的に含まない。
請求項(抜粋):
(a) 上部ヘッドスペース区域がクライオジェン液体のレベルより上に形成されるよう、液体としてのクライオジェンで充填されるべく造られた断熱メインタンク;(b) 前記断熱メインタンクを供給圧力に加圧するための、前記断熱メインタンクに連結された圧力生成回路;(c) ある量のクライオジェン液体が供給圧力の起動力の下で補助タンク中に送り込まれるよう、前記断熱メインタンクに連結された底部入口と、クライオジェン蒸気を排出するための上部出口とを有する補助タンク;(d) 前記クライオジェン蒸気を周囲温度に加温するための、前記補助タンクの前記上部出口と連通関係にある少なくとも1つの外部熱交換器;および(e) 前記補助タンク内に配置されていて、前記周囲熱交換器と連通関係にある入口導管と、クライオジェン蒸気を排出するための、補助タンクを通って延びている排出導管とを有する少なくとも1つの内部熱交換器、このとき前記少なくとも1つの内部熱交換器は、補助タンク中に送り込まれたクライオジェン液体の量の一部が気化してクライオジェン蒸気を形成し、そしてクライオジェン液体の量の残部が補助タンク内に残されて、高沸点不純物を固化状態にて実質的に保持するよう形づくられ、これによって補助タンクから排出されるクライオジェン蒸気は高沸点不純物を実質的に含有しなくなる;を含む、高沸点不純物を実質的に含まないクライオジェンを供給するためのクライオジェンステーション。

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