特許
J-GLOBAL ID:200903012805161993

マルチプロセッサシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-259591
公開番号(公開出願番号):特開平7-114522
出願日: 1993年10月18日
公開日(公表日): 1995年05月02日
要約:
【要約】【構成】送信側プロセッサ11は、メッセージエリア21に処理要求のメッセージを設定する。受信側プロセッサ12は、そのメッセージエリア21のメッセージを読みだす。さらに、要求処理を実行するための制御情報を格納する実行制御ブロック22を確保して、その中のメッセージエリアポインタ220に、メッセージエリア21のアドレスを設定する。そして、要求処理実行中に適宜参照する。要求処理終了後、使用したメッセージエリア21を解放する。【効果】プロセッサ間通信で受け渡された要求処理の実行パラメータを、実行制御情報格納エリアへコピーする処理が不要となり、性能向上と、制御に必要な共有メモリの容量削減が可能となる。
請求項(抜粋):
複数のプロセッサと、共有メモリと、これらを結ぶバスから構成されるマルチプロセッサシステムにおいて、プロセッサ間通信を行うための共有メモリのエリアを、未使用である第一の状態と、送信側のプロセッサがメッセージを設定して受信側のプロセッサが読まずにいる第二の状態と、受信側のプロセッサが読みだしてそのメッセージを制御情報の一部として使用している第三の状態に分けて状態管理して、送信側のプロセッサは、前記第一の状態にあるエリアを一つ取り出してメッセージを入れて、前記第二の状態に変え、受信側のプロセッサは、前記第二の状態にあるエリアを一つ取り出して、メッセージを読み取り、前記第三の状態に変え、また、前記メッセージで要求された処理を終えたとき、前記第一の状態に変えることにより、共有メモリのプロセッサ間通信用のエリアを、要求された処理の実行制御情報格納用のエリアとしても使用して、エリアを有効活用することを特徴とするマルチプロセッサシステム。

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