特許
J-GLOBAL ID:200903012845547452

超音波ドップラ式対地速度計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永井 冬紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-217043
公開番号(公開出願番号):特開平6-066935
出願日: 1992年08月14日
公開日(公表日): 1994年03月11日
要約:
【要約】【目的】 超音波送信手段の取付けミスを精度良く行なわずとも、あるいは取付け後の車両の姿勢の変化等により、照射角が変化しても、これに左右されることなく高精度の車速計測を可能にする。【構成】 送波器3から超音波4を路面5に向けて放射し、路面5から乱反射してきた反射超音波を受波器6で受信し、ドップラ効果により反射超音波に生じるドップラシフト周波数を求めて車速を算出する超音波ドップラ式対地速度計において、車両の停止時に送波パルス発生部13Dからの送波パルスを発振器1に加えて間欠発振させることにより送波器3を測距用センサとして動作させる。そして、送波器3の測距用超音波の送出から路面反射波が送波器3で受信されるまでの時間をタイマ13Eにより計数し、この計数値から超音波の送信方向に沿う送波器3から路面5までの距離を求め、この距離に基づいて送波器3の路面5に対する照射角を照射角演算部13Fで算出し、この算出した照射角を用いて車両の対地速度を演算する。
請求項(抜粋):
車両の前方に向かって、かつ路面に対して所定の照射角をもって斜めに超音波を送出する超音波送信手段と、路面で反射された超音波を受信する超音波受信手段と、送出された超音波と受信された超音波からドップラ信号を取り出すドップラ信号検出手段と、前記ドップラ信号からドップラシフト周波数を算出するドップラシフト周波数算出手段と、前記ドップラシフト周波数および前記路面に対する照射角から前記車両の車速を算出する車速演算手段とを備えた超音波ドップラ式対地速度計において、前記車両の停止時、前記超音波送信手段を駆動して前記路面に向かって超音波を送出し、この路面で反射された超音波をこの超音波送信手段で受信し、超音波送出から反射波受信までの時間間隔から超音波の送信方向に沿った前記路面から前記超音波送信手段までの距離を測定する測距手段と、前記測距手段で測定された距離に基づいて前記超音波送信手段の路面に対する照射角を算出する照射角算出手段とを備え、前記車速演算手段は、前記照射角算出手段で算出された照射角を用いて前記車両の車速を算出することを特徴とする超音波ドップラ式対地速度計。

前のページに戻る