特許
J-GLOBAL ID:200903012895411764

巻胴式エレベータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-095090
公開番号(公開出願番号):特開平9-278310
出願日: 1996年04月17日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 釣合錘を有する巻胴式のエレベータにおいて、昇降路寸法及び機械室の寸法を大きくしなくても済むようにする。乗りかごに作用する回転モーメントを小さくする。【解決手段】 巻上機用ワイヤロープ12を掛ける頂部吊り車7と釣合錘用ワイヤロープ11を掛ける頂部吊り車6を設け、頂部吊り車6から垂れるワイヤロープの位置を頂部吊り車7から垂れる位置よりも反戸袋側(内側)となるようにする。釣合錘と巻上機用ワイヤロープの接触を防止できるので昇降路寸法、機械室寸法が2ドラム式より小さくて済む。乗りかご1をその左右で吊す場合は、釣合錘用ワイヤロープを左右各1本とし、また巻上機用ワイヤロープも左右各1本とし、それぞれ釣合錘と巻上機に接続する。乗りかごに作用する左右のロープ張力をほぼ同じにして乗りかごに作用する回転モーメントを小さくできるので、乗りかごを堅牢にする必要もなく、ガイドレールのたわみも小さくできる。
請求項(抜粋):
昇降路内に設置されたガイドレールに沿って昇降する乗りかごと、昇降路の上部に配置された頂部吊り車と、一端を前記乗りかごに結合され他端が頂部吊り車を経て下方に折り返され前記乗りかごの戸袋側側面の昇降路空間に導かれた巻上機用ワイヤロープと、前記頂部吊り車下方かつ乗りかごの戸袋側に配置され前記巻上機用ワイヤロープを巻き込む巻上機と、前記乗りかごの戸袋側側面の昇降路空間に配置され一端が前記乗りかごに結合され他端が前記頂部吊り車を経て垂れ下がる釣合錘用ワイヤロープに接続されて乗りかごの重量をある程度釣り合わせる釣合錘と、を備えてなる巻胴式エレベータにおいて、巻上機用ワイヤロープを掛ける頂部吊り車と釣合錘用ワイヤロープを掛ける頂部吊り車を別々に設け、釣合錘用ワイヤロープを掛ける頂部吊り車から釣合錘側に垂れるワイヤロープの位置を巻上機用ワイヤロープを掛ける頂部吊り車から巻上機側に垂れるワイヤロープの位置より乗りかごに近い位置としたことを特徴とする巻胴式エレベータ。
IPC (3件):
B66B 7/00 ,  B66B 11/00 ,  B66B 11/06
FI (3件):
B66B 7/00 C ,  B66B 11/00 A ,  B66B 11/06

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