特許
J-GLOBAL ID:200903012903274313

遷移金属触媒アミノ化により5-(1-ピペラジニル)-ベンゾフラン-2-カルボキサミドを製造する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 葛和 清司
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-541903
公開番号(公開出願番号):特表2003-515605
出願日: 2000年11月29日
公開日(公表日): 2003年05月07日
要約:
【要約】本発明は、5-(1-ピペラジニル)-ベンゾフラン-2-カルボキサミドの製造方法に関し、このために、中間段階として、5-臭素-サリチルアルデヒドまたはこの誘導体の1種を、遷移金属触媒アミノ化において、R2-ピペラジン(ここで、R2は、請求項1に記載した意味を有する)と反応させる。
請求項(抜粋):
5-(1-ピペラジニル)ベンゾフラン-2-カルボキサミドの製造方法であって、a)5-ブロモサリチルアルデヒドを、ワンポット反応において、先ず式I L-CH2-COOR1 I式中、Lは、Cl、BrまたはIあるいは反応性にエステル化されたOH基であり、R1は、1〜6個の炭素原子を有するアルキルまたはベンジルである、で表される化合物と、その後ホルムアミドと反応させて、5-L-ベンゾフラン-2-カルボキサミド(II)を得、ここでLは、Cl、BrまたはIあるいは反応性にエステル化されたOH基であり、(II)を、次に、遷移金属触媒アミノ化において、R2-ピペラジン(ここで、R2は、Hまたはアミノ保護基である)と反応させて、式III【化1】式中、R2は、Hまたはアミノ保護基である、で表される化合物を得、およびその後、R2≠Hである場合には、R2は、開裂して除去され、またはb)式IV【化2】式中、Lは、Cl、Br、Iまたは反応性にエステル化されたOH基であり、R3は、HまたはCH2R6であり、R4およびR5は、各々、互いに独立して、OR7、OR8、SR7またはSR8であり、R4およびR5は、あるいはまた、一緒に、カルボニル、=S、=N-C(R7)2、=N-C(R8)2、=N-OH、=N-OR7、=N-N[(R7)2]、=N-N[(R8)2]または-O-(CH2)n-O-であり、R6は、CN、COOH、COOR7またはCONH2であり、R7は、1〜6個の炭素原子を有するアルキルであり、R8は、非置換であるか、あるいはR7、OR7、SR7またはHalにより一または二置換されたフェニルであり、nは、2または3である、で表される化合物を、遷移金属触媒アミノ化においてR2-ピペラジン(ここで、R2は、Hまたはアミノ保護基である)と反応させて、式V【化3】式中、R2は、Hまたはアミノ保護基であり、R3は、HまたはCH2R6であり、R4およびR5は、各々、互いに独立して、OR7、OR8、SR7またはSR8であり、R4およびR5は、あるいはまた、一緒に、カルボニル、=S、=N-C(R7)2、=N-C(R8)2、=N-OH、=N-OR7、=N-N[(R7)2]、=N-N[(R8)2]または-O-(CH2)n-O-であり、R6は、CN、COOH、COOR7またはCONH2であり、R7は、1〜6個の炭素原子を有するアルキルであり、R8は、非置換であるか、あるいはR7、OR7、SR7またはHalにより一または二置換されたフェニルであり、nは、2または3である、で表される化合物を得、これを次に、ワンポット反応において、先ず式I L-CH2-COOR1 I式中、Lは、Cl、Br、Iまたは反応性にエステル化されたOH基であり、R1は、1〜6個の炭素原子を有するアルキルまたはベンジルである、で表される化合物と、その後ホルムアミドと反応させて、式III【化4】式中、R2は、Hまたはアミノ保護基である、で表される化合物を得、およびその後、R2≠Hである場合には、R2は、開裂して除去され、またはc)式V、式中、R2は、アミノ保護基であり、R3は、HまたはCH2R6であり、R4およびR5は、各々、互いに独立して、OR7、OR8、SR7またはSR8であり、R4およびR5は、あるいはまた、一緒に、カルボニル、=S、=N-C(R7)2、=N-C(R8)2、=N-OH、=N-OR7、=N-N[(R7)2]、=N-N[(R8)2]または-O-(CH2)n-O-であり、R6は、CN、COOH、COOR7またはCONH2であり、R7は、1〜6個の炭素原子を有するアルキルであり、R8は、非置換であるか、あるいはR7、OR7、SR7またはHalにより一または二置換されたフェニルであり、nは、2または3である、で表される化合物を、クロロアセトアミドと反応させて、式III、式中、R2は、アミノ保護基である、で表される化合物を得、およびR2は、その後開裂して除去され、および/または5-(1-ピペラジニル)ベンゾフラン-2-カルボキサミドを、この酸付加塩の1つに、酸で処理することにより転化することを特徴とする、前記方法。
IPC (3件):
C07D307/85 ,  C07D295/08 ,  C07B 61/00 300
FI (3件):
C07D307/85 ,  C07D295/08 A ,  C07B 61/00 300
Fターム (4件):
4C037QA13 ,  4H039CA42 ,  4H039CD10 ,  4H039CD20
引用特許:
審査官引用 (3件)
引用文献:
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