特許
J-GLOBAL ID:200903012931211190

電気自動車のモータ制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-006443
公開番号(公開出願番号):特開平11-205912
出願日: 1998年01月16日
公開日(公表日): 1999年07月30日
要約:
【要約】【課題】 後戻り現象を引き起こすことなく、また、急加速やスリップを生じることなく車両を登坂路発進させることが可能で、運転者のアクセル操作感覚と車両の挙動が一致した違和感のない電気自動車用モータの制御方法を提供する。【解決手段】 メインCPU14は、アクセル12の開度に応じたPWM出力と、進行方向制御回路18を介した車両の進行方向信号をモータ駆動回路16に供給する。この時、エンコーダA22、エンコーダB24は、モータ20の回転を監視し、PWM出力によるモータ電圧の上昇初期段階におけるモータ20の回転方向を検出し、進行方向と逆方向の回転を検出した場合、登坂路発進であると判断して、登坂路で車両が後戻りせずに静止した状態を維持できるモータトルクを発生する登坂発進電圧レベルによる制御に切り換え、車両の状態維持を行いつつ制限速度以下で発進した後、通常走行制御に移行する走出し電圧制御を行う。
請求項(抜粋):
電気自動車の発進時のモータ回転量を制御し初期発進を行い、その後アクセルの操作量に基づく通常走行制御に移行し電気自動車の走行を行う電気自動車のモータ制御方法において、発進時のモータの電圧上昇初期区間でモータの回転方向判定を行うステップと、前記判定結果に基づいて、モータの正転時と逆転時とでモータ制御電圧パターンを選択する選択ステップと、前記選択結果に基づいて、モータを駆動する駆動ステップと、を含み、前記選択ステップで、正転が検出された場合には、平坦路発進または降坂路発進であると判断して予め設定された制限速度以下で発進した後、通常走行制御に移行する走出し電圧制御を行い、逆転が検出された場合には、登坂路発進であると判断して予め設定された登坂発進電圧で車両の後退禁止を行いつつ制限速度以下で発進した後、通常走行制御に移行する走出し電圧制御を行うことを特徴とする電気自動車のモータ制御方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)

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