特許
J-GLOBAL ID:200903012937800022

自動変速機の変速制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-274154
公開番号(公開出願番号):特開平6-129526
出願日: 1992年10月13日
公開日(公表日): 1994年05月10日
要約:
【要約】【目的】 高速段から低速レンジでの第2速への変速時に、締結される摩擦要素の滑りを抑制して、該摩擦要素の信頼性を確保する。【構成】 第4速での走行中にLレンジが選択された4→2変速時、マニュアルバルブ42はLレンジ位置にて、直結段(第3速)形成用の3-4クラッチ27への締結圧の元圧油路45をドレンする。しかし、2-3シフトバルブ60が上側位置に切換わり、3-4クラッチ27の締結圧油路62を排圧ポート60cに連通するので、締結圧は油路63及びオリフィス64を経て排圧される。この場合、3-2タイミングバルブ90は、当初は下側位置に切換って上記油路63からの分岐油路95を閉じ、設定時間後に上側位置に切換わって、分岐油路95をドレンポート90cに連通する。従って、3-4クラッチ27の締結圧の排圧は変速当初は遅くなり、その締結状態が保持されて、直結段を経由した変速となる。
請求項(抜粋):
動力伝達経路の直結段を形成する摩擦要素への油圧の元圧を所定の低速レンジにおいて排圧するマニュアルバルブを備えた自動変速機の変速制御装置であって、上記直結段を形成する摩擦要素の締結圧の排圧速度を少くとも2段階に調整する排圧調整手段と、変速段が直結段を飛び越えて上記所定の低速レンジでの低速段に変速する変速時を検出する変速時検出手段と、該変速時検出手段により検出した変速時に、上記直結段を形成する摩擦要素の締結圧の排圧速度を遅くし、その後に速くするよう上記排圧調整手段を制御する速度制御手段とを備えて、直結段を飛び越えて所定の低速レンジの低速段に変速するとき、直結段を形成する摩擦要素を一時期のあいだ締結状態を保持して、直結段を経由して変速させることを特徴とする自動変速機の変速制御装置。
IPC (2件):
F16H 61/06 ,  F16H 61/08

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