特許
J-GLOBAL ID:200903012962409524

遊星歯車減速装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-064714
公開番号(公開出願番号):特開平6-249298
出願日: 1993年03月01日
公開日(公表日): 1994年09月06日
要約:
【要約】【目的】 遊星歯車減速装置おいて、最終段のキャリアと支持部材との固定を簡単な構造で行なうと共に、軸受の軸方向の位置決めを行なうナットの廻止めを確実に行なう。【構成】 最終段の遊星歯車44を支持するピン46を長尺にして、キャリア47の当接面47Aから支持部材41に向けて突出させる。そして、このピン46の突出部を支持部材41の係合凹部41Cおよびナット48の係合部49に形成された係合溝49Bに係合させる。これにより、キャリア47の回転方向の位置決めおよびナット48の廻止めを容易に行ない、ナット48により軸受8に適度な予圧を与え、軸受8の寿命を延ばす。
請求項(抜粋):
回転源が設けられた支持部材と、該支持部材に軸受を介して回転自在に支持され、内周側に内歯車が設けられた有底筒状のハウジングと、前記回転源の回転出力を導出すべく、一端側が前記回転源に連結され、他端側が該ハウジングの底部側に延在する回転軸と、該回転軸の回転を減速して前記ハウジングに伝達するため、太陽歯車、該太陽歯車と前記内歯車とに噛合する遊星歯車、該遊星歯車をピンを介して支持するキャリアからなる一段または複数段の減速歯車機構と、前記支持部材とハウジングとの間に設けられた前記軸受を軸方向に位置決めすべく、前記支持部材の外周側に螺合するナットとを備えてなる遊星歯車減速装置において、最終段となる減速歯車機構のキャリアに設けたピンを該キャリアから前記支持部材に向けて突出させ、該支持部材の外周側には前記ピンの突出端側を係合させることによって前記最終段のキャリアを該支持部材に対して回転方向に位置決めする凹部を設け、前記ナットの端面には前記ピンの突出端側を係合させることによって前記ナットの支持部材に対する廻止めを行なう係合部を形成したことを特徴とする遊星歯車減速装置。

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