特許
J-GLOBAL ID:200903013009043411

量子状態生成装置、量子テレポーテーション装置及び制御NOT演算装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 草野 卓 ,  稲垣 稔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-408807
公開番号(公開出願番号):特開2005-172910
出願日: 2003年12月08日
公開日(公表日): 2005年06月30日
要約:
【課題】 GC方式による量子制御NOT演算を現在の技術範囲内で実現する。【解決手段】 まず、量子状態生成装置300において、絡み合いの状態にある光子対と、単一光子2つを発生させる。そして、光子対の一方と単一光子とを偏光ビームスプリッタへ入射させて経路が異なる重ね合わせの状態とし、さらに波長板で偏光を回転させることにより、4光子271〜274からなる偏光の重ね合わせ状態をリソースとして生成する。次に、生成された量子状態の光子271,273に対し、量子テレポーテーション部400,500において、それぞれ経路を分け、一方の経路において偏光を90°回転させることにより、経路と偏光との重ね合わせ状態に変換する。そして、その量子状態の光子271,273の波動関数をベル測定し、その測定結果に応じたユニタリ変換を光子272,274に施し、制御NOT演算結果を示す光子275,276を出射する。【選択図】 図8
請求項(抜粋):
第1から第4の光子を出射する光子出射部と、 前記第2の光子と前記第3の光子が入射する位置に設けられ、前記第2の光子の第1の偏光方向の波動関数、及び前記第3の光子の第2の偏光方向の波動関数を第1の経路に導き、前記第2の光子の前記第2の偏光方向の波動関数及び前記第3の光子の前記第1の偏光方向の波動関数を第2の経路に導く、第1の偏光ビームスプリッタと、 前記第1の偏光ビームスプリッタから前記第1の経路に導かれた前記第2の光子の波動関数及び前記第3の光子の波動関数が入射する位置に設けられ、入射した光子の波動関数の偏光方向を回転させる第1の偏光回転素子と、 前記第1の偏光回転素子から出射された光子の波動関数、及び前記第4の光子が入射する位置に設けられ、前記第1の偏光回転素子から出射された光子の前記第1の偏光方向の波動関数、及び前記第4の光子の前記第2の偏光方向の波動関数を第3の経路に導き、前記第1の偏光回転素子から出射された光子の前記第2の偏光方向の波動関数及び前記第4の光子の前記第1の偏光方向の波動関数を第4の経路に導く、第2の偏光ビームスプリッタと、 前記第1の光子が入射する位置に設けられ、入射した光子の波動関数の偏光方向を回転させる第2の偏光回転素子と、 前記第1の偏光ビームスプリッタにおいて前記第2の経路に導かれた光子の波動関数が入射する位置に設けられ、入射した光子の波動関数の偏光方向を回転させる第3の偏光回転素子と、 を有する、 ことを特徴とする量子状態生成装置。
IPC (2件):
G02F1/39 ,  G02F3/00
FI (2件):
G02F1/39 ,  G02F3/00
Fターム (7件):
2K002AA02 ,  2K002AB40 ,  2K002BA03 ,  2K002CA02 ,  2K002CA03 ,  2K002CA04 ,  2K002HA21

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