特許
J-GLOBAL ID:200903013019583708

主軸捕捉器軸独立駆動型ミシン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡村 俊雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-150110
公開番号(公開出願番号):特開平10-323478
出願日: 1997年05月23日
公開日(公表日): 1998年12月08日
要約:
【要約】【課題】 糸輪捕捉器を駆動する駆動モータの基準位置を検出する第2検出手段の検出誤差に関係なく、剣先が縫針に出会う出会い位置を簡単に且つ精度よく設定できること。【解決手段】 釜駆動モータ58の基準位置は、釜軸原点センサ155の取付け位置誤差などにより絶対的なものではないが、手回しモードで設定した釜駆動モータ58の「出会い位置」の回転位置は絶対的なものであることから、その出会い位置における各モータ58,110の回転位置をパルス数PU,PDとして記憶しておき、パルス数PDに対応する第1エンコーダセンサ112のパルス数に変換したパルス数だけパルス数PUから引き算することで、釜駆動モータ58の駆動開始タイミングが精度良く求められ、出会い位置設定を簡単化できるととにも、その駆動開始タイミングのときに釜駆動モータ58を駆動することで、剣先59cが縫針22に出会う出会い位置の設定精度が向上し、安定した縫い調子で縫製することができる。
請求項(抜粋):
ミシンモータで主軸を介して駆動される針棒及び縫針を装備したヘッド部と、縫針と協働して上糸の糸輪を捕捉する糸輪捕捉器を装備したベッド部と、糸輪捕捉器を主軸とは独立に駆動する駆動手段と、主軸の原点位置とミシンモータの基準位置及び回転位置とを検出する第1検出手段と、前記駆動手段の駆動モータの基準位置及び回転位置を検出する第2検出手段と、第1,第2検出手段からの検出信号を用いて糸輪捕捉器が主軸に同期して回転するように駆動モータとミシンモータの少なくとも一方を制御する同期制御手段とを備えた主軸捕捉器軸独立駆動型ミシンにおいて、前記主軸と糸輪捕捉器とを夫々独立に低速回転させる出会い位置設定モードを設定する為のモード設定手段と、前記出会い位置設定モードにおいて、糸輪捕捉器の剣先が縫針と出会ったときの、ミシンモータの基準位置を基準とする回転位置と、駆動モータの基準位置を基準とする回転位置とを第1,第2検出手段の検出信号に基づいて検知する出会い位置検知手段と、前記出会い位置検知手段で検知されたミシンモータの回転位置と駆動モータの回転位置とを記憶する出会い位置データ記憶手段と、を備えたことを特徴とする主軸捕捉器軸独立駆動型ミシン。

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