特許
J-GLOBAL ID:200903013020957638

フェザー性に優れた樹脂ラミネート金属製易開缶性蓋材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-199614
公開番号(公開出願番号):特開平7-051779
出願日: 1993年08月11日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 特定された樹脂皮膜特性を有する金属板を、押圧加工により切断案内溝を形成させ、内外面の補修塗装の不要な、開缶性・フェザー性の優れた易開缶性蓋を得る。【構成】 開口片形状を構成する切断案内溝形成用上下金型の肩R部8,9の半径が、0.1〜1.0mmである金型を用い、厚さ10〜100μ、伸び300%以上、結晶化度10%以下で結晶融解熱10ジュール/g以上の結晶性飽和ポリエステル系樹脂皮膜を両面に有する鋼板或いはアルミニウム板を押圧加工成形し、加工最薄部の金属厚みを加工前の金属厚みの1/2以下に薄くすることにより切断案内溝を形成し、更にその後の製蓋工程あるいは製缶工程において少なくとも切断案内溝周辺部の樹脂皮膜温度を樹脂皮膜の冷結晶化開始温度以上融点以下とする加熱熱処理する。【効果】 先鋭刃での押圧加工を行わないため、ラミネート皮膜は破れを生じることなく優れた耐食性を期待できる。
請求項(抜粋):
金属板または表面処理金属板の片面もしくは両面に厚さ:10〜100μ、伸び:300%以上、結晶化度:10%以下で結晶融解熱:10ジュール/g以上の結晶性飽和ポリエステル系樹脂をラミネートした開缶用素材を、ダイス肩丸み半径が0.1〜1.0mmの上下金型を用いて素材厚みの1/2以下の残厚で開口形状の輪郭に膨出加工し続いて押圧加工して凸条断面形状の切断ビードを形成した後、該ビード周辺部の結晶性飽和ポリエステル系樹脂層を該樹脂の冷結晶化開始温度〜融点未満の温度で加熱処理する事を特徴とするフェザー性に優れた樹脂ラミネート金属製易開缶性蓋材の製造方法。

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