特許
J-GLOBAL ID:200903013022308564

車輌用前照灯の反射鏡及びその形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小松 祐治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-132502
公開番号(公開出願番号):特開平6-325602
出願日: 1993年05月11日
公開日(公表日): 1994年11月25日
要約:
【要約】【目的】 配光制御についてアウターレンズのレンズステップに頼ることなく反射鏡の作用によってすれ違いビームの配光パターンを得る。【構成】 反射鏡の光軸を含む水平面内に基準曲線CRV1、CRV2を設定する。光軸上の第1の基準点Fを発光点として基準曲線上の点での反射光が光軸に対してなす拡散角について基準曲線を領域分けする。光軸寄りの第1種の領域A1、B1で最も拡散角が大きく、第2種の領域A2、B2では拡散角が中程度、第3種の領域A3、B3での拡散角が略ゼロとなるようにする。光源体8の中心軸が反射鏡の光軸に沿うようにし、かつ、その中心を基準曲線に係る第1の基準点Fに一致させる。反射鏡の光軸上に位置した第2の基準点Gを焦点とする仮想的な回転放物面と、仮想平面を考え、両者の交線を該反射点に対して規定し、基準曲線上の点毎に第2の基準点の位置を指定してこれに応じて規定される交線の集合として反射面を形成する。その際、投影パターンの配置傾向を第1の基準点に対する第2の基準点の位置設定により決定する。
請求項(抜粋):
すれ違いビームを形成する車輌用前照灯の反射鏡において、その反射面が、(イ)反射鏡の光軸を含む水平面内に基準曲線を有し、光軸上の第1の基準点から発して基準曲線上の点で反射した光が光軸に対してなす拡散角に関して基準曲線が3種類の領域からなること、(ロ)基準曲線のうち第1種の領域に属する部分は最も光軸寄りに位置し、拡散角が最も大きいこと、(ハ)基準曲線のうち第2種の領域に属する部分は第1種の領域に隣接し、拡散角が第2種の領域に比して小さいこと、(ニ)基準曲線のうち第3種の領域に属する部分は光軸から最も離れて位置し、拡散角が略ゼロとされること、(ホ)光源体はその中心軸が反射鏡の光軸に沿って配置されるとともに、その中心が基準曲線に係る第1の基準点に一致するように位置されること、(ヘ)第1の基準点から発したと仮定した光が基準曲線上の点で反射したときの反射光の光線ベクトルに平行な光軸を有し、該反射点を通りかつ反射鏡の光軸上に位置した第2の基準点を焦点とする仮想的な回転放物面を、上記光線ベクトルを含み鉛直面に平行な平面で切ったときの交線が反射点に対して規定されること、(ト)基準曲線上の点毎に指定される第2の基準点に応じて(ヘ)の交線が規定され、該交線の集合として反射面が形成されること、(チ)配光パターンのうち水平方向に拡がった光を得るための領域において第2の基準点が光源体の端部又は外部の光軸上に設定されること、(リ)配光パターンのうち光度中心部の形成に寄与する光を得るための領域において第2の基準点が光源体の中心近傍の光軸上に設定されること、(ヌ)配光パターンのうち路肩方向へ向かう光を得るための領域において第2の基準点が光源体内部の光軸上に設定されること、を特徴とする車輌用前照灯の反射鏡。
IPC (2件):
F21M 3/08 ,  F21M 3/02

前のページに戻る