特許
J-GLOBAL ID:200903013026083400
絞りプレスの運転方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中平 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-245859
公開番号(公開出願番号):特開平7-290161
出願日: 1993年08月26日
公開日(公表日): 1995年11月07日
要約:
【要約】【目的】 絞りプレスにおける絞り部品の品質を判断基準′′割れ′′,′′良好′′及び′′しわ′′に関して動作サイクル毎に自動的に検出して,閉回路で自動的に行われる調整過程として最適化過程を形成できるようにする。【構成】 特定の形式の絞るべき絞り部品の製造開始前に,絞り過程中に絞り部品へ及ぼされる絞り力の目標絞り力範囲をプレス行程に関係して求め,そのデータを記憶する。割れ及びしわのない従つて良好な絞り部品を得るために,絞り力はこの目標絞り力範囲内で変化せねばならない。製造中に各絞り部品について,プレス行程に関係する実際絞り力変化を測定し,それが全絞り行程中に目標絞り力範囲内にあるか,又はそれが目標絞り力範囲を上回る(割れ)か下回る(しわ)かを監視する。絞り過程に関して,半製品において求めることができる影響要因を同様に連続的に検出し,素材押さえ力の設定の際適当に考慮する。
請求項(抜粋):
絞りプレスのダイとポンチと素材押さえとから成る絞り工具へ動作サイクル毎に1つの素材を挿入し,この素材の縁を素材押さえにより特定の締付け力で締付け,続いてダイとポンチとの間で絞り部品を絞り,特定の形式の絞り部品(12)の製造を開始する前に,絞り過程中に絞り部品(12)へ及ぼされる絞り力(Fs)の最適な時間的又はプレス行程に関係する変化(35),特に′′割れ′′の発生の危険なしにこの最適な絞り力変化(35)からの上方への許容偏差,及び′′しわ′′の発生の危険なしにこの最適な絞り力変化(35)からの下方への許容偏差を求めて,そのデータを記憶し,それによりこの形式の絞るべき絞り部品に対して,割れ及びしわのない従つて′′良好′′な絞り部品(12)を期待できるようにするため絞り力(Fs)が変化せねばならない時間的又はプレス行程に関係する絞り力範囲(以下単に目標絞り力範囲(36)と称する)のデータを記憶し,この形式の絞り部品(12)の製造中に動作サイクル毎に,絞り過程中に絞り部品(12)へ及ぼされる実際の絞り力(Fs)(以下単に実際絞り力変化と称する)を測定し,実際絞り力変化と目標絞り力範囲(36)とのデータ比較により,即ち絞り過程中に実際絞り力変化が目標絞り力範囲(36)内で変化するか否か,及び実際絞り力変化が目標絞り力範囲(36)を場合によつては上回るか(これは′′割れ′′を示す)又は下回るか(これは′′しわ′′を示す)の監視によつて,判断基準′′割れ′′又は′′しわ′′に関して絞り剖品の品質を動作サイクル毎に自動的に監視する絞りプレスの運転方法において,素材押さえ(4)に設定可能な締付け力(Fn)の自動的な最適化のため,先行する動作サイクルにおいて絞られた絞り部品(12)の求められた絞り部品品質に関係して,後続の動作サイクル用の締付け力(Fn)を変化するか又は不変に保ち,しかも前に絞られた絞り部品に亀裂のある場合即ち′′割れ′′の絞り部品品質の場合,新しい動作サイクル用の締付け力(Fn)を,設定されている値に対して減少させ,申し分のない絞り部品即ち′′良好′′の絞り部品品質の場合,締付け力(Fn)を不変に保ち,前に絞られた絞り部品にしわのある場合即ち′′しわ′′の絞り部品品質の場合,新しい動作サイクル用の締付け力(Fn)を,設定されている値に対して増大し,そのつどの実際絞り力変化が目標絞り力範囲(36)を上回るか又は下回る時点又は程度(以下単に′′損傷信号′′と称する)をそのつどの動作サイクル内で求め,損傷信号の早い発生又は強い損傷信号の場合,損傷信号の遅い発生又は弱い損傷信号の場合におけるより強く,素材押さえ(4)の締付け力を変化することを特徴とする,動作サイクル毎に1つの絞り部品を製造する絞りプレスの運転方法。
IPC (4件):
B21D 24/14
, B21D 22/20
, B30B 15/16
, B30B 15/26
引用特許:
前のページに戻る