特許
J-GLOBAL ID:200903013085069462

再検査方法及び再検査機能を備えた自動分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野口 繁雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-063022
公開番号(公開出願番号):特開平6-249858
出願日: 1993年02月27日
公開日(公表日): 1994年09月09日
要約:
【要約】【目的】 試料の被検成分濃度が正確な測定を行なう限界を越えた場合に、自動的に再検査を行なうようにするとともに、分析処理能力を極力低下させないようにする。【構成】 初回検査用の反応液について最終測定時間に至るまでの反応過程中で測定結果が測定限界判定値を越えたか否かを判定し、越えた場合には次の試料採取工程において試料ピペッタによりその反応液を予め定めた容量分だけ吸引し、新たに用意した反応容器にその反応液を吐出し、初回検査用と同一の被検成分を分析するための試薬をその反応容器に添加して再検査を行なう。
請求項(抜粋):
自動分析装置を用い、次のステップ(A)から(E)を含んで再検査を行なうことを特徴とする再検査方法。(A)測定容器を兼ねる反応容器に収容された液体試料とその試料中の被検成分を分析するための液体試薬との初回検査用の反応液の吸光度を反応過程にある複数の時刻で測定すること、(B)予め定めた区間での前記測定値を測定限界判定値と比較すること、(C)前記比較の結果、前記測定値が測定限界判定値を越えた場合には前記反応液を再検査のための試料としてその一定量を新たに用意した反応容器に採取すること、(D)再検査試料が採取された反応容器に初回検査時と同一の試薬を分注すること、(E)初回検査用反応液を調整するときの試料採取量及び試薬採取量、並びに再検査用反応液を調整するときの試料採取量及び試薬採取量を用いて、初回検査用の濃度変換係数及び試薬ブランク値から再検査用の濃度変換係数及び試薬ブランク値を誘導し、その誘導した値を用いて試料中の被検成分の濃度又は活性値を算出すること。

前のページに戻る