特許
J-GLOBAL ID:200903013108486449

GPS衛星、静止衛星を用いたGPS受信機による三次元 位置測位システム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-336417
公開番号(公開出願番号):特開平6-342053
出願日: 1991年10月21日
公開日(公表日): 1994年12月13日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 GPS衛星利用の測位において、各瞬間における衛星の位置を監視し、衛星の位置の誤差、及び、電離層・大気ガス層の状態を常時把握し、それによって生じる伝搬誤差を補正し、測距精度の向上を計る。緯度、経度、高さの確定している地点に受信機を置き、電波の伝搬時間及び仰角を測定し、電波経路近傍の電離層、大気ガスの屈折率を測定し、衛星の各瞬間における位置を測定する。この衛星の時間対応の位置データを静止衛星経由全国に送信する。測量者は、測量点に受信機を置き、衛星からの電波を受信し、電波伝搬時間および衛星の位置データを取得し、上記と同様に電波伝搬経路による補正を施し、測量点の位置を計算する。又、航法メッセージから得られる衛星の位置により測定点の位置を決め、衛星と測定点との間の垂直距離を求め、これを電波経路近傍の電離層、大気ガスの屈折率の測定により補正し、測量点の位置を確定する。
請求項(抜粋):
GPS衛星からの電波を1ビットから数ビットより成るパルス信号と考えて、各パルス信号が地上の受信機に到達する時刻を測定する。先頭のパルス信号の受信時刻を正確に測定すれば、他のパルス信号の受信時刻はおのずと確定する。この様にして、1msから数msの間に1000個以上の衛星からのパルス信号の地上受信機への到達時刻を測定する。又、各パルス信号の受信機アンテナ到達時の仰角を測定する。先頭パルス信号の仰角を正確に測定すれば、他のパルス信号の仰角も、おのずと正確に測定される。このようにして、電離層及び大気ガス層を地表面上にある受信機を通る水平面に平行な厚さh(1km)の平行平面層に分割し、衛星と受信機を結ぶ電波経路近傍の各平行平面層の電離層・大気ガス層を通過する電波の屈折率を◆(1)の方法により求める。

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