特許
J-GLOBAL ID:200903013153091773

溶銑製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-183597
公開番号(公開出願番号):特開平11-029808
出願日: 1997年07月09日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】【課題】粉状鉄原料から、簡略な工程で効率よく安価に良質の溶銑を製造する方法を提供する。【解決手段】(1)次の?@から?Bまでの工程で還元鉄を得る予備還元工程...〔?@粉状鉄原料と粉状固体還元剤を混合して混合物を得る工程、?A前記混合物を団塊化またはタイル状に成形して、加熱された予備還元炉(回転炉床炉7)内へ装入する工程、?B予備還元炉内へ燃料と酸素含有ガスを吹き込み、炉内温度が1100°C以上になるように維持して前記粉状鉄原料を還元する工程〕と、(2)この還元鉄を炉から排出する工程と、(3)排出した還元鉄を高温状態で炉内に炭材の充填層を有する竪型炉10へ装入し、還元、溶解して溶銑と溶滓を得る還元・溶解工程と、(4)この溶銑と溶滓を炉下部出銑口から抽出する工程と、(5)竪型炉の生成ガス(排ガス)を回収するガス回収工程とを備える溶銑製造方法。
請求項(抜粋):
(1)予備還元炉で下記?@から?Bまでの工程で還元鉄を得る予備還元工程と、?@ 粉状鉄原料と粉状固体還元剤を混合して混合物を得る工程、?A 前記混合物を、団塊化して、加熱された予備還元炉内へ装入してその炉床上に団塊化物のベッドを形成する工程、?B 予備還元炉内へ燃料と酸素含有ガスを吹き込み、その吹き込んだ燃料、粉状固体還元剤から発生する可燃性揮発成分および粉状鉄原料が還元されて発生するCOガスを、炉内へ吹き込んだ酸素含有ガスにより燃焼させ、炉内温度を1100°C以上になるように維持して、前記粉状鉄原料を還元する工程、(2)上記(1)の工程で得られた還元鉄を予備還元炉から排出する排出工程と、(3)竪型炉で下記?@および?Aの工程で溶銑と溶滓を得る還元・溶解工程と、?@ 上記(2)の工程で排出した高温状態の還元鉄と、塊粒状の炭材とフラックスを、炉内に炭材の充填層を有し、炉下部に設置された羽口から酸素含有ガスを吹き込み羽口前の炭材を燃焼させて高温の還元ガスを発生させる竪型炉へその炉上部から装入する工程、?A 竪型炉の羽口から酸素含有ガスを吹き込み、発生する前記高温の還元ガスで還元鉄およびフラックスを溶解し、還元鉄中に含まれる未還元の酸化鉄を還元するとともに浸炭する工程、(4)上記(3)の工程で得られた溶銑と溶滓を竪型炉の炉下部出銑口から抽出する抽出工程と、(5)竪型炉の生成ガスを回収するガス回収工程、とを備えることを特徴とする粉状鉄原料からの溶銑製造方法。
IPC (2件):
C21B 11/02 ,  F27D 17/00
FI (2件):
C21B 11/02 ,  F27D 17/00 Z

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