特許
J-GLOBAL ID:200903013171130514

周波数感応型液圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 平田 義則 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-241105
公開番号(公開出願番号):特開平8-105485
出願日: 1994年10月05日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】【目的】 ばね上共振周波数帯とばね下共振周波数帯における車両の操縦安定性とばね下の制振性を確保し、ばね上共振周波数帯とばね下共振周波数帯との間のいわゆる乗り心地領域の周波数帯における乗り心地向上の実現。【構成】 ピストンロッド3に対し相対的に変位可能に設けられていて非共振時の相対中立位置では伸側バイパス流路Fおよび圧側バイパス流路Kを閉じると共に共振時には上方への所定の相対変位により伸側バイパス流路Fを開く方向に作用する伸側環状溝19cと下方向への所定の相対変位により圧側バイパス流路Kを開く方向に作用する圧側環状溝19bを備えた所定の質量を有する可動マス(スプール19,フリーピストン18)Mと、可動マスMを相対中立位置に付勢するセンタリングスプリング20,21とを備え、可動マスMの共振周波数が、ばね上共振周波数とばね下共振周波数との間に挟まれた周波数帯の中に存在するよう設定されている。
請求項(抜粋):
一端が車体側に固定される車体側部材と一端が車輪側に固定される車輪側部材のいずれか一方を構成するがシリンダと、該シリンダ内を上部室と下部室とに画成して摺動するピストンを備えたピストンロッドと、前記車体側部材と前記車輪側部材の少なくとも一方に設けられていてピストンの摺動に応じた前記上部室と下部室とを含む画成された複数の室の中の2つの室相互間における作動液の流通を制限的に許容することで減衰力を発生させる減衰力発生手段と、前記ピストンの摺動に伴って前記2つの室相互間を減衰力発生手段をバイパスして連通するバイパス流路と、該バイパス流路に設けられていて逆行程時における作動液の流通を阻止するチェックバルブと、前記車体側部材に対して相対的に変位可能に設けられていて非共振時の相対中立位置ではバイパス流路を閉じると共に共振時には所定の相対変位によりバイパス流路を開く方向に作用する開閉弁手段を備えた所定の質量を有する可動マスと、該可動マスを相対中立位置に付勢する付勢手段と、を備え、前記可動マスの共振周波数が、ばね上共振周波数とばね下共振周波数との間に挟まれた周波数帯の中に存在するように設定されていることを特徴とする周波数感応型液圧緩衝器。
IPC (3件):
F16F 9/50 ,  B60G 17/08 ,  F16F 9/34

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