特許
J-GLOBAL ID:200903013199715593

需要変動対応型空気液化分離装置の制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木戸 一彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-018616
公開番号(公開出願番号):特開平6-229667
出願日: 1993年02月05日
公開日(公表日): 1994年08月19日
要約:
【要約】【目的】 需要変動対応型の空気液化分離装置において、長期的,短期的な需要変動に応じて製品需給量のバランスを自動的に設定し、効率のよい運転を行い、原単位を低減させる。【構成】 第1演算器20と第2演算器21とにより制御を行う。第1演算器は、長期間の需要量の変化に基づいた基本的制御を行い、第2演算器は短期間の需要変動に対応する制御を行う。第2演算器の制御範囲を超えたときは、第2演算器からの信号により、第1演算器が修正を行う。
請求項(抜粋):
原料空気圧縮機,不純物精製器,主熱交換器,複精留塔等を備え、原料空気を液化分離して酸素,窒素等を採取する空気液化分離装置であって、前記原料空気圧縮機,不純物精製器,主熱交換器を経た原料空気を前記複精留塔に導入して液化精留を行い酸素,窒素を分離する空気分離部と、前記複精留塔の主凝縮蒸発器の上部から酸素ガスを導出し、前記主熱交換器を経て酸素圧縮機で昇圧して需要先へ供給する酸素ガス供給経路と、該酸素ガス供給経路に設けられた酸素ガス流量指示調節機構,酸素ガスホルダー及び使用酸素ガス実流量検出指示機構と、前記酸素ガスホルダーに設けられた圧力検出指示機構と、前記酸素ガス供給経路の途中から分岐する酸素ガス分岐経路と、該酸素ガス分岐経路に設けられた分岐酸素ガス流量指示調節機構及び酸素・窒素熱交換器を有する酸素ガス液化部と、該酸素ガス液化部で液化した酸素を貯留する液化酸素貯槽と、該液化酸素貯槽に設けられた液面検出機構と、該液化酸素貯槽から一定量の液化酸素を前記空気分離部に導入する液化酸素導入経路と、該空気分離部から前記液化酸素による導入寒冷相当分又はそれ以下の液化窒素を定常的に導出する液化窒素導出経路と、該液化窒素経路に設けられた液化窒素流量指示調節機構と、該液化窒素を貯留する液化窒素貯槽と、該液化窒素貯槽に設けられた液面検出機構と、該液化窒素貯槽から液化窒素を導出して前記酸素ガス液化部に導入し、気化した窒素ガスを導出する窒素導出経路とを備えた需要変動対応型空気液化分離装置の制御方法において、入力された長期間の需要計画に基づく需要パターンの酸素ガス量が供給可能となるように空気液化分離装置の各プロセス量及び酸素ガスの計画発生量を演算する第1演算器を設け、得られた演算結果信号を前記空気分離部及び前記酸素ガス流量指示調節機構に出力することにより需給量の長期間の変化を制御するとともに、前記第1演算器からの信号と、前記使用酸素ガス実流量検出指示機構からの信号と、前記圧力検出指示機構からの信号と、前記液化酸素貯槽及び液化窒素貯槽のそれぞれの液面検出機構からの信号と、前記分岐酸素ガス流量指示調節機構からの信号と、前記液化窒素流量指示調節機構からの信号とに基づいて、分岐酸素ガス流量指示調節機構及び液化窒素流量指示調節機構を制御する第2演算器を設けて需給量の短期間の変化を検出制御し、かつ、前記分岐酸素ガス流量がゼロ又はマイナス指示の信号のとき、前記第2演算器は、前記第1演算器に修正制御信号を出力し、第1演算器は、これに基づいて前記酸素需要パターンの修正演算を行い、前記需給量の長期間変化対応制御を行うことを特徴とする需要変動対応型空気液化分離装置の制御方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭59-075086

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