特許
J-GLOBAL ID:200903013237147260

Fe-B-R系ボンド磁石の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-117719
公開番号(公開出願番号):特開平6-061026
出願日: 1993年04月20日
公開日(公表日): 1994年03月04日
要約:
【要約】【目的】 iHcと(BH)maxを向上させ、5kG以上の残留磁束密度Brを有し安定した工業生産が可能なFe3B型Fe-Ni-B-R-M系高性能ボンド磁石の製造方法の確立。【構成】 希土類元素の含有量が少ない特定組成のFe-Ni-B-R(Pr,Nd)-M(Ag,Al,Si,Ga,Cu,Au)系合金溶湯をアトマイズ法にて急冷し実質的に90%以上をアモルファス組織となし、500°C以上から1〜10°C/分の昇温速度で昇温した後、550〜700°Cで30秒〜6時間保持する熱処理を施して、体心正方晶Fe3P型結晶構造を有する鉄を主成分とするホウ化物相を主相とする平均結晶粒径が5nm〜100nmの微細結晶集合体で、ホウ化物相やNd2Fe14B型結晶構造を有する強磁性相が共存する合金粉末を得て、樹脂との結合により、iHc≧3kOe、Br≧5kG、(BH)max≧3MGOeの高性能ボンド磁石を得る。
請求項(抜粋):
組成式をFe100-x-y-zNixByRz (但しRはPrまたはNdの1種または2種)と表し、組成範囲を限定する記号x、y、zが下記値を満足する合金溶湯をアトマイズ法にて実質的に90%以上をアモルファス組織とした平均粒径が0.1〜100μmの合金粉末を得、得られた合金粉末に500°Cからの昇温速度を1〜15°C/分で昇温して550〜700°Cで30秒〜6時間保持する熱処理を施し、体心正方晶Fe3P型結晶構造を有する鉄を主成分とするホウ化物相とNd2Fe14B型結晶構造の構成相とが同一粉末粒子中に共存し、各構成相の平均結晶粒径が5〜100nmの微細結晶集合体からなる平均粒径が0.1〜100μmの磁石合金粉末を得た後、この磁石合金粉末を樹脂にて結合したことを特徴とするFe-B-R系ボンド磁石の製造方法。0.01≦x≦2at%16≦y≦22at%3≦z≦5.5at%
IPC (5件):
H01F 1/08 ,  B22F 9/08 ,  C22C 38/00 303 ,  H01F 1/053 ,  H01F 7/02

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