特許
J-GLOBAL ID:200903013263785690

海島型複合繊維紡糸用口金

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 純博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-299484
公開番号(公開出願番号):特開2000-129531
出願日: 1998年10月21日
公開日(公表日): 2000年05月09日
要約:
【要約】【課題】 良好な芯鞘型の一次複合ポリマー流を形成させ、形成された芯鞘型複合ポリマー流を安定した状態で会合できる海島型複合繊維紡糸用口金装置を提供する。【解決手段】 管状体(5)に島成分ポリマー(A)を導き、該管状体(5)の周囲に設けた分配流路溝(9)から海成分ポリマー(B)を供給して芯-鞘型の一次複合ポリマー流を形成し、該一次複合ポリマー流の複数本を一グループにして会合させて、一本の単繊維として吐出するようにした海島型複合繊維紡糸用口金において、該一次複合ポリマー流の形成後の整流区間となる整流孔(8)の下流側に流出する一次複合ポリマー流の流速を緩和するために拡大流路8cが設けられていることを特徴とする海島型複合繊維紡糸用口金である。
請求項(抜粋):
ポリマーの流れ方向に沿って、少なくとも上口金板(1)と、中口金板(2)と、下口金板(3)とによる三層に積層された口金板群から構成され、その際前記の上口金板(1)には、島成分ポリマー(A)を供給する島成分ポリマーの導入孔(4)群と、海成分ポリマー(B)を供給する海成分ポリマー(B)の導入孔(6)群とが穿設されると共に、該導入孔(4)群のそれぞれの底部には、実質的に同心円状もしくは同心多角形状に配列された管状体(5)群が突設され、前記の中口金板(2)には、該管状体(5)群の外周列部から内周列部へ該管状体(5)群を囲繞しながら海成分ポリマー(B)を供給する分配流路溝(9)と、該分配流路溝(9)の底部に穿設され、かつ各管状体(5)がそれぞれに挿入される整流孔(8)群とから成り、その際、各整流孔(8)には、管状体(5)から供給された島成分ポリマー(B)と分配流路溝(9)から供給された海成分ポリマー(A)とを互いに会合させて一次複合流を形成させると共に、その下流において会合させた該一次複合流を拡流させる拡大流路が設けられ、そして前記の下口金板(3)には、互いに会合させた一次複合流を更に合流させて、単繊維を形成する海島型ポリマー流として溶融吐出する吐出孔(7)が穿設されていることを特徴とする海島型複合繊維紡糸用口金。
Fターム (6件):
4L045AA05 ,  4L045BA03 ,  4L045BA18 ,  4L045BA20 ,  4L045CA32 ,  4L045CB16

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