特許
J-GLOBAL ID:200903013270286984

必須生存遺伝子の同定

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 清水 初志 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-540039
公開番号(公開出願番号):特表2000-509607
出願日: 1997年05月02日
公開日(公表日): 2000年08月02日
要約:
【要約】制限増殖条件下にて株をインキュベーションするとき、生存に必須である条件致死変異を有する株を同定するための方法、ならびにその遺伝子産物および遺伝子機能を同定する方法について開示する。
請求項(抜粋):
1.遺伝子の条件致死変異を有する株を同定するための方法であって: (a)第1の許容条件下にて株を増殖させる段階と; (b)少なくとも2サイクルの増殖周期と同等な期間にわたって、段階(a)の株を制限条件に暴露する段階と; (c)少なくとも10サイクルの増殖周期と同等な期間にわたって、段階(b)の株を第2の許容条件に移行する段階と; (d)致死変異を有する株を選択することによって、制限条件に感受性を示し、且つ生物の生存に必須である致死変異を有する株を同定する段階とを含む方法。2.段階(d)の後に、劣性条件致死変異を有する株を選択する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。3.段階(d)の後に、株から条件致死変異を有する株を単離する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。4.遺伝子を単離する段階の後に、該遺伝子の機能を同定する段階、該遺伝子によって発現される産物を同定する段階、および該遺伝子の配列を決定する段階から選択される段階をさらに含む、請求項3記載の方法。5.第1の許容条件が生物の完全培地を含む、請求項1記載の方法。6.第1の許容条件が低浸透圧強度の培地を含む、請求項1記載の方法。7.第1の許容条件が野生型の至適増殖温度より5〜15°C低い温度を含む、請求項1記載の方法。8.制限条件が、生物の至適増殖温度と生物の至適増殖温度より15°C高い温度との間の温度を含む、請求項1記載の方法。9.第2の許容条件が、第1の許容条件と実質的に同じである、請求項1記載の方法。10.増殖段階(a)の細胞がレプリカ平板培養細胞である、請求項1記載の方法。11.段階(c)の期間が少なくとも15サイクルの増殖周期と同等である、請求項1記載の方法。12.段階(a)の株が、細菌、真菌、および酵母から選択される、請求項1記載の方法。13.段階(a)の株が、大腸菌(Escherichia coli)株、肺炎連鎖球菌(Strepto coccus pneumoniae)株、または黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)株である、請求項12記載の方法。14.段階(a)の株が、アスペルギルス・ニデュランス(Aspergillus nidulans)株である、請求項12記載の方法。15.段階(a)の株が、サッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)株である、請求項2記載の方法。16.段階(a)の株が突然変異を誘発されている、請求項1記載の方法。17.細胞が、メタンスルホン酸エチル、メタンスルホン酸メチル、メチルニトロソグアニジン、4-ニトロキノリン-1-オキサイド、2-アミノプリン、5-ブロモウラシル、ICR 191および他のアクリジン誘導体、臭化エチジウム、亜硝酸、ならびにN-メチル-N'-ニトロソ-N-ニトログアニジンから選択される化学的変異原物質で変異誘発されている、請求項16記載の方法。18.抗菌剤の遺伝子産物標的を同定するための方法であって: (a)第1の許容条件下にて菌株を増殖させる段階と; (b)少なくとも2サイクルの増殖周期と同等の期間にわたって、段階(a)の菌株を制限条件に暴露する段階と; (c)少なくとも10サイクルの増殖周期と同等の期問にわたって、段階(b)の菌株を第2の許容条件に移行する段階と; (d)条件致死変異を保有する遺伝子を有する菌株を選択する段階と; (e)条件致死変異に相当する遺伝子産物を同定することによって、抗菌剤の遺伝子産物標的を同定する段階とを含む方法。19.制限条件が温度を変更する段階を含み、条件致死変異が温度感受性致死変異である、請求項18記載の方法。20.段階(a)〜(c)において少なくとも50株を含む、請求項18記載の方法。
IPC (6件):
C12N 15/09 ,  C12N 1/14 ,  C12N 1/16 ,  C12N 1/20 ,  C12Q 1/04 ,  C12Q 1/68
FI (6件):
C12N 15/00 A ,  C12N 1/14 B ,  C12N 1/16 A ,  C12N 1/20 A ,  C12Q 1/04 ,  C12Q 1/68 Z

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