特許
J-GLOBAL ID:200903013271851090

内燃機関の動力伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 藤本 博光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-236095
公開番号(公開出願番号):特開平11-082041
出願日: 1997年09月01日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 プライマリドリブンギアにシザーズギアを取り付けるに際し、ダンパスプリングと機能的に独立した状態でシザーズスプリングを適正位置へと容易に配設することができる耐久性に優れた動力伝達装置を提供する。【解決手段】 シザーズギア22をプライマリドリブンギア21と同心位置で位相変更可能に重合させ、前記ギア22とギア21とに互いに重合可能な開口部22b,21bを形成し、両開口部22b,21b内にダンパスプリング29の両端部を圧接させ、そのスプリング29の側方部を回転体26の側面部に係合させて前記ギア21及びギア22を回転体26に弾性的に係合させ、スプリング29の内方にこれより小径のシザーズスプリング30を挿入し、その両端部を両開口部22b,21bの両端部に圧接させ、スプリング30の付勢力によってギア21とギア22の回転方向の位相差を定常状態において一定に保つようにした。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトと共に回転するドライブギアにこれより大なる歯数を有するプライマリドリブンギアを噛合させ、このプライマリドリブンギアに対しその側面近傍に同心に設けた回転体をプライマリドリブンギアと回転方向において係合可能に設け、前記クランクシャフトの回転をプライマリドライブギアからプライマリドリブンギアへと伝達して減速した後、前記プライマリドリブンギアから前記回転体を介してドライブシャフトへと伝達するようにした内燃機関の動力伝達装置において、前記プライマリドライブギアと同一の径及び歯数を有するシザーズギアをプライマリギアと同心位置で位相変更可能に重合させると共に、前記シザーズギアとプライマリドリブンギアとに互いに重合可能な開口部を形成し、互いに重合する前記開口部内にその回転方向における両端部に前記開口部より側方に突出するコイル状のダンパスプリングの両端部を圧接させると共に、前記ダンパスプリングの側方部を前記回転体の側面部に係合させることにより、前記ダンパスプリングを介してプライマリドリブンギアとシザーズギアの少なくとも一方を回転体に弾性的に係合させ、前記ダンパスプリングの内方にこれより小径のコイル状のシザーズスプリングを挿入し、その両端部を前記両開口部の回転方向における両端部に圧接させ、前記シザーズスプリングの付勢力によって前記プライマリドリブンギアと前記シザーズギアの回転方向の位相差を定常状態において一定に保つようにしたことを特徴とする内燃機関の動力伝達装置。
IPC (3件):
F02B 61/02 ,  F02B 61/06 ,  F16H 55/18
FI (3件):
F02B 61/02 B ,  F02B 61/06 A ,  F16H 55/18

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