特許
J-GLOBAL ID:200903013272784698

制御式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-023871
公開番号(公開出願番号):特開平7-233851
出願日: 1994年02月22日
公開日(公表日): 1995年09月05日
要約:
【要約】【目的】 アクチュエータによる振動板の加振作動機構内に、製造時に気泡が万一残留しても、加振特性の低下を確実に防止した状態で振動板の加振による効果を得る。【構成】 一対の取付部材3,4を弾性支承体5で互いに連結し、内部の液室7を仕切体9で受圧室7aと平衡室7bとで仕切る。仕切体9を筒軸X方向に変位可能に弾性支持し、作動特性変換手段15を介してアクチュエータ12と連結する。作動特性変換手段を、非圧縮性流体8が封入されたシリンダ16と、アクチュエータに一端が接続され他端の加圧面17aを小面積にした駆動側ピストン部材17と、仕切体に一端が連結され他端の受圧面18aを大面積にした従動側ピストン部材18と、シリンダ室から受圧室に気泡を排出する気泡抜孔24とで構成する。気泡抜孔の共振周波数設定により、アクチュエータを作動する周波数域ではロックするように設定する。加えて、受圧室頂部に臨んで開口する気泡収容用のつぼ部25を形成する。
請求項(抜粋):
振動入力方向に互いに離して配置された一対の取付部材と、この一対の取付部材を互いに連結する弾性支承体と、この弾性支承体により画成されてし非圧縮性の液体が封入された液室と、この液室の上記弾性支承体の側を仕切るように配置され上記弾性支承体の側の液室の容積を拡縮する方向に変位可能に支持された振動板と、上記振動板を加振作動させるアクチュエータとを備え、このアクチュエータの作動を制御することにより上記弾性支承体の側の液室の内圧を制御するようにした制御式防振装置において、上記振動板とアクチュエータとの間には、アクチュエータによる振動板の加振作動の特性を変換する作動特性変換手段が介装され、この作動特性変換手段は、内部に上記液体と同じ液体が封入されたシリンダ室を有するシリンダと、このシリンダに進退可能に配設された駆動側および従動側の一対のピストン部材と、上記シリンダ室内の気泡を上記液室側に排出する気泡抜孔とを備えており、上記駆動側ピストン部材は基端部が上記アクチュエータにより加振作動されるようアクチュエータに連結され、先端部の加圧面が上記シリンダ室の流体に臨むよう上記シリンダに配置される一方、上記従動側ピストン部材は基端部が上記振動板に取付けられ、先端部の受圧面がシリンダ室の流体を介して駆動側ピストン部材からの加振作動力を受けるように配置されており、上記気泡抜孔は、上記駆動側ピストン部材および従動側ピストン部材の内の上方に位置するピストン部材を貫通して上記シリンダ室と液室とを互いに連通させるよう形成され、かつ、その気泡抜孔を介した液柱の共振周波数が、上記アクチュエータを作動させるものとして予め設定された入力振動の周波数域よりも十分に低くなるように設定されていることを特徴とする制御式防振装置。
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平2-042228
  • 特開昭63-067438
  • 特開昭60-237237
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