特許
J-GLOBAL ID:200903013280445479

高電圧機器の絶縁状態監視装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 粟野 重孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-215319
公開番号(公開出願番号):特開平9-045537
出願日: 1995年07月31日
公開日(公表日): 1997年02月14日
要約:
【要約】【課題】 高電圧機器と種々の劣化パターンとに適用して的確に絶縁状態を監視および判定できる監視装置を実現する。【解決手段】 高電圧機器2の第1種接地線3にCTL(低周波変流器)4とCTH(高周波変流器)5とを設け、絶縁状態監視装置1は、CTL4の検出電流を入力して、漏れ電流検出手段20により漏れ電流の高電圧機器印加電圧の1周期における電流値のデータを検出してメモリL10に記憶するとともに、部分放電検出手段21により部分放電によるパルス電流の各ピークのピーク値と発生タイミングとのデータを検出してメモリH16に記憶し、マイコン11による制御手段は、前記漏れ電流データから漏れ電流値を算出するとともに、前記部分放電データから部分放電による最大放電量、総放電電荷量、放電パルス数、放電位相を算出し、それらにおいて判定用の所定値を越えるものがあるとき絶縁異常と判定する。
請求項(抜粋):
高電圧機器の第1種接地線に低周波変流器と高周波変流器とを挿入して設け、前記低周波変流器の出力から低周波成分からなる漏れ電流の電流値に係わるデータを前記高電圧機器の印加電圧の1周期間について抽出する漏れ電流検出手段と、前記高周波変流器の出力から高周波成分からなるパルス電流のピーク値および発生タイミングに係わるデータを前記1周期間について抽出する部分放電検出手段と、前記漏れ電流データから漏れ電流値を演算するとともに、前記パルス性電流データから部分放電の信号量として、前記ピーク値に対応する電荷量から最大放電電荷量と総放電電荷量、前記パルスの数から放電パルス数、前記相対位相の範囲から部分放電が発生した放電位相範囲をそれぞれ演算し、前記漏れ電流値および前記部分放電信号量においてそれぞれに対応する所定値を越えるものがあるとき絶縁異常と判定する判定手段とを備え、漏れ電流値と部分放電信号量とにより絶縁状態を監視するようにした高電圧機器の絶縁状態監視装置。

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