特許
J-GLOBAL ID:200903013280725528

板圧延のエッジドロップ制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉信 興
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-095558
公開番号(公開出願番号):特開平5-285515
出願日: 1992年04月15日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【目的】 エッジドロップ制御精度を高くし安定にする。【構成】 エッジドロップ予測モデル式を、第2学習項f2および第1学習項f1を含むものとし、第2学習項f2を指数平滑法により同一コイル内で繰返し学習更新し、速いフィ-ドバックを実現する。第1学習項f1も指数平滑法で学習更新するが、更新はコイル間で行ない、遅いフィ-ドバックを実現する。【効果】 指数平滑法を用いるので、学習更新処理が簡単であり高頻度の学習更新が可能で、コイル間で実施しうるのは勿論同一コイル内で繰返し実行しうる。速いフィ-ドバックと遅いフィ-ドバックの相補により、長期的および短期的のいずれにおいても制御精度が高くしかも安定する。
請求項(抜粋):
ロ-ル胴端部が先細りとなったワ-クロ-ルおよび該ワ-クロ-ルを胴軸に沿う方向に駆動するシフト機構を有する圧延機で板圧延するにおいて、圧延機入側の圧延材のエッジドロップΓx,圧延機のロ-ルシフト量HCWsおよび圧延機出側の圧延材のエッジドロップDxの関係を表わすエッジドロップ予測モデル式 Dx=f(HCWs,Γx)+f1+f2 ・・・(1i)Dx:基準点から板中央側にxの距離の板端点の出側エッジドロップ、Γx:入側エッジドロップ、Ex:モデルパラメ-タ、HCWs:第sパスのロ-ルシフト量、f1:学習項、f2:学習項、を用いて所要の出側エッジドロップDxoを得るに要するロ-ルシフト量HCWsoを算出しこれを圧延機に設定し、圧延中の、圧延条件に基づいて算出した値Dx’=f(HCWs,Γx)+f2と実測出側エッジドロップDxtに基づいて、第1指数平滑処理により学習項f1の学習値f1i+1を算出して学習項f1の値をこの算出値f1i+1に更新し、圧延中の実測出側エッジドロップDxtと、このエッジドロップを得た圧延条件に基づいて算出した値Dx”=f(HCWs,Γx)+f1に基づいて、第2指数平滑処理により学習項f2の学習値f2t+1を算出して学習項f2の値をこの算出値f2t+1に更新し、第1指数平滑処理による学習項f1の更新よりも、第2指数平滑処理による学習項f2の更新を、高頻度にして同一コイル内で繰返し実行する、ことを特徴とする板圧延のエッジドロップ制御方法。
IPC (5件):
B21B 37/00 118 ,  B21B 13/14 ,  B21B 37/00 BBP ,  B21B 37/00 116 ,  G05B 13/02

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