特許
J-GLOBAL ID:200903013306419641

耐薬品性熱交換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中澤 常男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-118472
公開番号(公開出願番号):特開平9-280786
出願日: 1996年04月16日
公開日(公表日): 1997年10月31日
要約:
【要約】【目的】低温から高温に至る広範囲な温度域において使用可能な耐薬品性熱交換器を開示する。【構成】伝熱基板2と耐薬品性被覆層3と耐薬品性素材から成る側壁体5と流体出入口6とを備え、熱交換室4を囲むシール溝10中にゴム弾性素材から成り横断面形状が略台形をなす心材21と該心材を三方から囲む耐薬品性ジャケット22とにより構成されるガスケットを有しており、該ジャケットの周面には突条15、16が周設されており、シール溝の外側周壁面12には、心材の外周面21aが当接すると共に内側周壁面11とガスケット20との間には、若干の間隙が設けられていることを特徴とする耐薬品性熱交換器で、温度の上下に伴う心材の伸縮を間隙方向に許容して、心材の斜面の圧力を有効に突条に及ぼしてシールする。
請求項(抜粋):
熱良導性素材から成り所定の間隔を隔てて対向して配設された一対の伝熱基板と、該一対の伝熱基板の対向面を覆う耐薬品性被覆層と、耐薬品性素材から成り前記一対の伝熱基板間に介在して該伝熱基板に前記耐薬品性被覆層を介して圧接し該伝熱基板と共に熱交換室を囲む側壁体と、該熱交換室を外部に開放する流体出入口とを備え、前記側壁体の、前記耐薬品性被覆層との圧接部に前記熱交換室をループ状に囲む一連のシール溝を設け、該シール溝にガスケットを収納して熱交換室をシールしている耐薬品性熱交換器において、前記ガスケットが、ゴム弾性素材から成るループ状心材と、少なくとも該心材の外側周面を除いて該心材を覆う耐薬品性素材から成るジャケットとにより構成されており、該ジャケットの、前記シール溝底面とシール溝開口面とに対向する周面には夫々突条が周設されており、前記熱交換室に遠い側のシール溝周壁面には、前記心材の外周面が当接していることを特徴とする耐薬品性熱交換器。

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