特許
J-GLOBAL ID:200903013319118640
建築地震動緩衝装置及び同基礎工法
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-072244
公開番号(公開出願番号):特開平8-226251
出願日: 1995年02月22日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】【目的】 建築物の基礎と土台の間に、本発明にかかる建築地震動緩衝装置を挿入することで、地震による建物の震動を緩衝し建物や家具等の損壊を防止する。【構成】 伸縮ジャッキ2を装備して建築物土台20を結合するU形受け台3と、それを結合し同部を上部回転軸として下方両側に分岐傾斜し、地震力と慣性力にて下端が容易に狭拡する複数の板状の脚柱4と、この両下端を貫き下部回転軸となる車輪6をつけた二本の車軸5、さらに狭拡した車軸5と脚柱4を原位置に復元する車軸5間に挿入した複数のバネ7、車輪6を抱え離脱防止兼ローラーと結合する箱状の拘束ケース8、建築物基礎0と固結する上部開口箱状で地震力によって変位し、相対的に変位したローラー13を原位置に復元するバネ14を対角線上に複数本挟み込んだ固定ケース12と、同ケース内を慣性力によって自在に滑動するローラー13を据え付けた建築地震動緩衝装置と同基礎工法
請求項(抜粋):
本装置は、地震による鉛直震動を緩衝する上部装置1と水平震動を緩衝する下部装置11によって構成された建築地震動緩衝装置で、上部装置1は、建築物土台20との高さを調整する伸縮ジャッキ2を内部に装備して建築物土台20を結合するU形受け台3と、上端に同受け台3をボルトで結合し同部を上部回転軸とし、下方両側に分岐傾斜し受け台3を支持すると共に分岐両下端にも回転軸を有する複数の長方形板状の脚柱4、及びその脚柱4下端を貫き下部回転軸となる二本の棒状車軸5と、同車軸5の両端に嵌めて下部装置11からの地震力と受け台3からの慣性力により上部回転軸を中心として同車軸5とその上部の脚柱4の下端が狭拡運動することを容易にさせる四個の車輪6を取り付け、さらに狭拡運動した車軸5とその上部の脚柱4を原位置に復元するため二本の車軸5間に複数のバネ7を取り付け、車輪6を内部に抱え同車輪6の抜け出し防止兼下部装置11との結合を図る両端が箱状の拘束ケース8とからなっており、下部装置11は、建築物基礎0と本装置を固結する上部開口箱状の固定ケース12に、地震力によって変位する同ケース12内を慣性力によって前後左右自在に滑動するローラー13を据え付け、同ケース12と同ローラー13の間に同ケース12と相対的に変位した同ローラー13を原位置に復元するバネ14を、同ケース12対角線上に複数本挟み込み、バネ14の両端をそれぞれ固定ケース12とローラー13に固着したものからなっており、下部装置11のローラー13上部に上部装置1の拘束ケース8を固結した建築地震動緩衝装置。建築物基礎0と建築物土台20の間に本装置を挿入し、地震による鉛直振動及び水平振動に対して、同基礎0が同土台20に相対して独立して一定幅まで自在に変位して、建築物をほとんど変位(震動)させず、また地震力によって発生する慣性力を建築物に働く応力として生じさせることなく、地震動の終息と共に同基礎0と同土台20が相対的に原位置に復元する建築地震動緩衝装置及び同基礎工法。
IPC (3件):
E04H 9/02 331
, E04H 9/02
, F16F 15/04
FI (3件):
E04H 9/02 331 Z
, E04H 9/02 331 D
, F16F 15/04 E
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