特許
J-GLOBAL ID:200903013369327690

自動変速機の油圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 牧野 剛博 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-259759
公開番号(公開出願番号):特開平6-109130
出願日: 1992年09月29日
公開日(公表日): 1994年04月19日
要約:
【要約】【目的】 ニュートラル状態から走行レンジへの切換の際の摩擦係合装置の係合時間や係合ショックのばらつきをできるだけ小さくする。【構成】 フォワードクラッチの係合をソレノイドバルブ(ノーマルクローズ型)の入力信号(デューティ比)に基づいて達成する自動変速機の油圧制御装置において、走行レンジに切換える指令が発生したら、第1の切換えステップでデューティ比をSD1にして供給圧を大きくしファーストクィックフィルを行う。タービン回転速度が、切換指令発生時のタービン回転速度に基づいて求めた基準量ΔNC0以上低下したら第1の切換えステップを終了し、第2の切換えステップに入り、同じく切換指令発生時のタービン回転速度から求めた所定のデューティ変化量SD2相当の減少率でフォワードクラッチへの供給圧を減少させる。完全係合直前になったら、エンジン回転速度に基づいて求めたデューティ比SD3により供給圧を最低にし完全係合を達成する。
請求項(抜粋):
エンジンから回転動力を受ける流体式トルクコンバータと、該流体式トルクコンバータから回転動力を受ける変速機構とを有する自動変速機の油圧制御装置において、入力される制御信号に応答して前記変速機構の中の発進用摩擦係合装置への供給圧を制御するソレノイドバルブと、ニュートラル状態から走行レンジへの切換指令を発生する手段と、切換指令の発生から前記発進用摩擦係合装置の係合完了までの制御期間の初期に前記供給圧を高めに設定する制御信号を発生する第1の切換えステップと、この第1の切換えステップの終了後に前記供給圧を前記高めの値から所定の減少率で徐々に減少させる制御信号を発生する第2の切換えステップと、この第2の切換えステップの後に前記供給圧を所定の低い値に設定する制御信号を発生する第3の切換えステップとを順番に実行し、各制御信号を前記ソレノイドバルブに出力するソレノイドバルブ制御手段と、前記トルクコンバータのタービン回転速度を検出する手段と、前記エンジンの回転速度を検出する手段と、前記第1の切換えステップの終了タイミングを前記トルクコンバータのタービン回転速度に基づいて決定する手段と、前記第2の切換えステップにおける前記減少率を前記トルクコンバータのタービン回転速度に基づいて決定する手段と、前記第3の切換えステップにおける所定の低い値を前記エンジン回転速度によって決定する手段と、を備えたことを特徴とする自動変速機の油圧制御装置。
IPC (3件):
F16H 61/20 ,  F16H 59:36 ,  F16H 59:42

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