特許
J-GLOBAL ID:200903013375106035

多重プロセッサによる多数の資源への命令におけるデッドロックを防止するためのシステムおよび方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 頓宮 孝一 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-198608
公開番号(公開出願番号):特開平7-191944
出願日: 1992年07月24日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】 多数の資源を要求する多重プロセッサコンピュータシステムにおけるデッドロックを防止するためのシステムおよび方法を供する。【構成】 本システムは、多資源命令が資源のうちの1つを取得することを妨げられる、潜在的なデッドロック状況を検出する。多くて1つのプロセッサによって保持することが可能な、多資源命令大域的ロックが付与される。競合検出時に、プロセッサはこの多資源命令大域的ロックを取得しようと試み、成功すれば、資源取得を再開する。大域的ロックの使用は、多数の資源要求を直列化し、そのロックを保持しているプロセッサが別のプロセッサとのデッドロックを伴わずに全部の要求された資源を事実上取得できることを保証する。好ましい実施例は、オーバヘッドの影響を最小限にするために、例外をベースにして大域的ロックを取得する。しかし、各多資源命令において大域的ロックを使用する他の実施例も実施することができよう。プロセッサによるシノニムロックへのアドレス分解によって競合が生じる状況を検出するために、シノニム検出論理が付与されている。
請求項(抜粋):
多数の個別の資源集合および多数のプロセッサを有するコンピュータシステムにおいて資源取得デッドロックを防止するための方法であり、各プロセッサは前記多数の資源集合のうちの1つの資源において多数の資源の排他的制御を要求する命令を含む命令を実行するものであり、前記システムは前記資源集合のそれぞれについて大域的ロックを有しており、前記ロックは一度に前記プロセッサのうちの多くて1つによって制御されるものである、前記方法であって、前記多数の資源のうちの第1の資源の排他的制御の取得を試みるステップと、前記多数の資源のうちの残りの資源について、前記多数の資源のうちの次の資源の排他的制御の取得を試みるステップと、排他的制御が得られたかどうかを判定するためのステップと、排他的制御が拒否された場合に、前記大域的ロックの排他的制御の取得を試みるステップと、排他的制御が拒否された場合に、全部の排他的に制御されていた資源を解放し、前記大域的ロックが使用可能となるまで待機するステップと、前記大域的ロックが制御されると、前記多数の資源のそれぞれの排他的制御を取得する試みを成功するまで反復するステップと、を含むことを特徴とする方法。
IPC (2件):
G06F 15/16 470 ,  G06F 9/46 340

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