特許
J-GLOBAL ID:200903013390244126

取水及び魚道併置型ダム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-316429
公開番号(公開出願番号):特開平11-131457
出願日: 1997年10月31日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】【課題】 高ダムに選択取水装置および上流水位変動に追従する魚道装置を併設する。【解決手段】 高ダム上流側に突設した操作室12の下部に扉体をすだれ状に連結する取水ゲート15を設け、操作室12下部に開口し、取水ゲート15の内側に配した円形通路34を連結し、円形通路の下部に、入口を高ダム下流に設け堤体内に構築した階段式魚道10を連絡させ、階段式魚道に自動定流量装置74により表層取水した温水を流下させ、また、貯水面から延びる案内架構の上部も操作室に開口させる。魚収容の搬送ケージ36は、円形通路、操作室、案内架構の内部で移動させ、遡上魚、降下魚を支援する。これにより、両装置は併設されるので、施工費が節約され、重機の使用も兼用され、構築後の保守管理が集中でき、作業性が良い。また、温水の取水流と噴射流による魚の誘引作用が得られ、適正勾配、搬送ケージにより魚の移動を支援する。
請求項(抜粋):
ダム堤体の貯水池側に突出するピアを設け、該ピアに支持して魚搬送用ケージを収容し昇降可能な閉断面通路体および開断面通路体をそれぞれ鉛直方向に並設し、前記閉断面通路体の通路下端はダム下流に開口する堤体内魚道に接続し、上端は前記ピア上に設けた操作室に連絡させ、前記開断面通路体の通路下端はピア下部のコンクリート基礎床版に固定され、上端は前記操作室に連絡し、前記操作室内に設けた巻上走行装置を介して両者の通路を連絡し、前記ピアに支持して取水ゲートを併設し、該取水ゲートの取水部の一部流水を前記堤体内魚道に流下させたことを特徴とする取水及び魚道併置型ダム。
IPC (2件):
E02B 8/08 ,  E02B 7/20
FI (2件):
E02B 8/08 ,  E02B 7/20 D

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