特許
J-GLOBAL ID:200903013391163200

プロピレン重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野崎 銕也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-354484
公開番号(公開出願番号):特開平5-170830
出願日: 1991年12月20日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】 Mg,Cl,芳香族カルボン酸エステル及びTiを含む固体触媒成分と有機アルミニウム化合物とアルコキシシラン化合物とからなる触媒を用い、プロピレン重合体を製造する際に、予め固体触媒成分を3-メチル-1-ブテン及び他のα-オレフィンの混合物でもって、得られる予備重合ポリマーが特定のMI範囲にあり、特定範囲のα-オレフィンの含有量を有し、更にDSC測定により求まる融解熱量とα-オレフィン含有量との関係が特定の式で表わされる範囲に入るように予備重合した後プロピレンの重合又はプロピレンと他のα-オレフィンとの共重合をおこなう。【効果】 多段予備重合などの繁雑な操作を伴うことなく、透明性、及び剛性に優れ、又引張り伸びの低下もなく、フィルム成形時にボイドの発生を伴うことのない優れた重合体を高収率で製造できる。
請求項(抜粋):
(A)その成分として少なくともMg、Cl、芳香族カルボン酸エステル、及びTiを含む固体触媒成分、(B)有機アルミニウム化合物、及び(C)アルコキシシラン化合物から成る触媒系を用いて、3-メチル-1-ブテンと炭素数2〜6の他のα-オレフィンとの混合物を該固体チタン触媒成分(A)1グラム当り0.1ないし100g予備重合した後、プロピレンの重合又はプロピレンと他のα-オレフィンとの共重合を行なう方法であって、該予備重合の際、得られる3-メチル-1-ブテン共重合体の320°Cにおけるメルトインデックスが0.5〜20g/10minの範囲であり、該共重合体中に含まれるα-オレフィン含有量(M)が1〜10mol%であり、かつ該共重合体中のα-オレフィンの含有量(M)と示差走査熱量計(DSC)を用いて求めた融解熱量(H)との関係が【数1】H(cal/g)≧18-0.78Mであることを特徴とするプロピレン重合体の製造方法。
IPC (2件):
C08F210/06 MJH ,  C08F 4/654 MFG

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