特許
J-GLOBAL ID:200903013403206172

誘導機器の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 則近 憲佑
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-236685
公開番号(公開出願番号):特開平5-083905
出願日: 1991年09月18日
公開日(公表日): 1993年04月02日
要約:
【要約】【構成】 ワニス被膜のクラック発生防止を狙ったもので、先のクラックにより誘導機の対地メグ(以下メグという)を低下ならしめる大気中の塵埃や塩分,湿気,汚水などから素線を保護しうる簡便な処理技術を提供する。【効果】 クラック6は、処理するワニスを硬化させる際の加熱によって、シート9が収縮することで発生する。この時の収縮力は使用しているシートの弾性率によっても異なるが、非常に大きなもので、ワニスの被膜5に容易にクラックを発生しうる力を有する。このシートの収縮は後述の実施例で説明するが、図5で示したように収縮が発生する温度以上である時間加熱すると、収縮はほとんど起こらなくなる。これを飽和すると呼んでいるが、この状態にまで加熱しておいたシートを所定の寸法に切断して用いれば、ワニス処理時の加熱によってシート9が収縮しないことから先のクラックは発生しない。
請求項(抜粋):
絶縁被膜を有する素線からなる巻線を鉄心に装着して電機子を形成し、これに絶縁ワニスを付着させてなる誘導機器において、予め薄葉絶縁材料を少なくとも絶縁ワニスを硬化させる温度を含め、それより高い温度で加熱処理したものを用いることを特徴とした誘導機器の製造方法。

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