特許
J-GLOBAL ID:200903013418295791

可変利得増幅器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-173316
公開番号(公開出願番号):特開平10-022753
出願日: 1996年07月03日
公開日(公表日): 1998年01月23日
要約:
【要約】【課題】周波数特性を劣化させず、低消費電力化を図った可変利得増幅器を実現する。【解決手段】相差動増幅器を可変利得増幅器として使用することより、周波数特性を劣化させずに低消費電力化が可能となる。しかし、これに伴って、出力信号の位相が反転する状態が存在するようになるため、これを防ぐため、増幅器制御回路を接続する。この回路では、可変電流源55に流れる電流を可変することによって、バイアス電圧値VA 及びVB を制御し、常にVA ≧VB という状態になるように電流値でリミッタをかけることにより、出力信号の位相の反転を防止している。
請求項(抜粋):
エミッタが共通接続された第1及び第2トランジスタを有し、その共通エミッタに入力信号が印加される第1差動増幅器と、同様にエミッタが共通接続された第3及び第4トランジスタを有し、前記入力信号と逆相の入力信号が共通エミッタに印加される第2差動増幅器と、前記第1及び第3トランジスタの共通コレクタに一端を接続する第1負荷抵抗と、前記第2及び第4トランジスタの共通コレクタに一端を接続する第2負荷抵抗と、前記第1及び第4トランジスタの共通ベースと前記第2及び第3トランジスタの共通ベースを利得制御端子として備える可変利得増幅回路において、第1の可変電流源をコレクタに接続する第5のトランジスタと、前記第5のトランジスタとカレントミラー回路を構成する第6のトランジスタのコレクタがアノードに接続する第1のダイオードと、前記第1のダイオードのカソードがエミッタに接続する第7のトランジスタと、前記第1のダイオードのカソードと前記第7のトランジスタのエミッタに接続する第2の定電流源と、前記第7のトランジスタのベースがベースに接続する第8のトランジスタによって構成する第1のエミッタフォロア回路と、前記第8のトランジスタのベースが接続する第1の定電圧源と、前記第1のダイオードのアノードがベースに接続する第8のトランジスタによって構成する第2のエミッタ回路と、前記第1の可変電流源を流れる電流値が、前記第2の定電流源の1/2の電流値を越えた電流値を、前記第1のダイオードのアノードより流し出す手段を有し、前記第1及び第2のエミッタフォロア回路の出力を、それぞれ前記可変利得増幅回路の前記利得制御端子に接続し、前記第1の可変電流源の電流値により、利得を可変することを特徴とする可変利得増幅器。
IPC (2件):
H03G 3/10 ,  H03G 3/20
FI (2件):
H03G 3/10 B ,  H03G 3/20 E

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