特許
J-GLOBAL ID:200903013425241451

飛行時間型質量分析計および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 上野 英夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-335571
公開番号(公開出願番号):特開平7-211285
出願日: 1994年12月21日
公開日(公表日): 1995年08月11日
要約:
【要約】【目的】イオンを効率よく用いて低濃度のイオンに対しても感度の優れた飛行時間型質量分析計および方法を得る。【構成】本発明は源からイオンのパケットを検出器へ向けて出力させるための符号化シーケンスを提供する。これにより、先行のパケットの高質量イオンに後続のパケットの低質量イオンが追い越す。各パケットのイオンを束ね、初期空間及び速度分布を補償する。イオンの到着時間は検出器で求められ、重なっている出力パケットに対応するスペクトルを得る。オーバラップスペクトルと符号化された出力シーケンスを相関させ、重なりのない単一のスペクトルを求める。よって、イオンの貯蔵を必要とせず、試料の割合を大きくすることができる。
請求項(抜粋):
次の(イ)から(ホ)のステップを含む飛行時間型質量分析方法。(イ)源領域からのイオンのパケットを出力するための、符号化されたシーケンスを生成し、前記符号化されたシーケンスを隣接するパケットで出力されるイオンが検出領域に到達する前にオーバーラップするように選択し、(ロ)符号化されたシーケンスにしたがい、伝搬経路に沿って前記源領域から前記検出領域に向けてイオンからなる複数のパケットを出力し、(ハ)それぞれの出力されたパケット内のイオンの初期空間/速度変化を補償するために、出力各パケット内のイオンを束ね、(ニ)イオンが前記検出領域に到着する時間を検出し、それによって前記出力されたパケットの到着時間のオーバーラップするスペクトルに対応する信号を生成し、(ホ)オーバーラップしていないスペクトルが前記オーバーラップしているスペクトルから誘導するように、前記信号とパケットを出力のための前記符号化されたシーケンスを相関させる。
IPC (2件):
H01J 49/40 ,  G01N 27/62

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