特許
J-GLOBAL ID:200903013566714523

ビスフェノールAの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 細井 勇
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-095342
公開番号(公開出願番号):特開平11-279095
出願日: 1998年03月24日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 原料中の触媒劣化原因化合物を除去し、しかも製品品質に悪影響がなく、酸性イオン交換樹脂触媒の寿命が長いビスフェノールAの製造方法の提供。【解決手段】 過剰のフェノールとアセトンを酸性イオン交換樹脂触媒と反応させてビスフェノールAを生成させ、これを結晶分離工程に送り、分離されたビスフェノールAとフェノールとのアダクト結晶を脱フェノール処理する精製ビスフェノールAの製造方法において、アセトンと反応させるフェノールの少なくとも一部は、結晶分離工程から得られる原料フェノールを吸着処理したものを使用し、このときの吸着剤が架橋剤成分とモノビニル化合物成分のモル比が0.01〜0.8である架橋結合を有する樹脂であり、且つ吸着処理を平均径0.05〜2mmの吸着剤が充填された固定床式の吸着剤層に50〜80°C、線速度0.5〜30m/hrで原料フェノールを流通させることにより行う。
請求項(抜粋):
過剰のフェノールとアセトンを酸性イオン交換樹脂触媒と反応させてビスフェノールAを生成させ、これをフェノールとのアダクト結晶として析出させる結晶分離工程に送り、分離されたビスフェノールAとフェノールとのアダクト結晶を脱フェノール処理することにより精製ビスフェノールAを回収するビスフェノールAの製造方法において、アセトンと反応させるフェノールの少なくとも一部は、結晶分離工程から得られる原料フェノールを吸着処理したものを使用し、この吸着処理で使用する吸着剤が、架橋剤成分とモノビニル化合物成分のモル比が0.01〜0.8である架橋結合を有する樹脂であり、且つ吸着処理を平均径0.05〜2mmの該吸着剤が充填された固定床式の吸着剤層に温度50〜80°C、線速度0.5〜30m/hrの条件で前記原料フェノールを流通させることにより行うことを特徴とするビスフェノールAの製造方法。
IPC (6件):
C07C 39/16 ,  B01D 15/00 ,  B01J 31/08 ,  C07C 37/20 ,  C07C 37/82 ,  C07B 61/00 300
FI (6件):
C07C 39/16 ,  B01D 15/00 ,  B01J 31/08 X ,  C07C 37/20 ,  C07C 37/82 ,  C07B 61/00 300

前のページに戻る