特許
J-GLOBAL ID:200903013589675916

吸収率が調整可能なフィルタ素子を有するフィルタを具えたX線装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 興作 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-532554
公開番号(公開出願番号):特表2003-512113
出願日: 2000年10月04日
公開日(公表日): 2003年04月02日
要約:
【要約】X線のビームを発生するX線源と、この放射を検出するX線検出器と、X線源とX線検出器の間に配置され、独立した各フィルタ素子内でX線ビームを個別に減衰させるXフィルタ素子を有するX線フィルタとを具えたX線装置に関するものである。各フィルタ素子は充填液(22)を包含することができ、この充填液は導電性かつX線吸収性であり、各フィルタ素子のX線吸収率の値は、各フィルタ素子内の充填液のレベルを段階的に調整することによって直接的に調整可能である。各フィルタ素子は、この素子の壁に電位を与えるために、絶縁層(34)とフィルタ素子の壁内の基板(38)との間に位置する電極(23)を具えている。充填液には他の電位を与える。これにより、フィルタ素子の単位表面積当りの容量が規定される。フィルタ素子の段階的充填を達成するために、本発明では、フィルタ素子の単位表面積当りの電気容量をフィルタ素子の長手方向zに変化させる。このことは例えば、電極(23)をフィルタ素子の長手方向zに、異なる表面積の電極セグメントに分割することによって達成され、第1電極セグメント(37)は、第2電極セグメント(39)の表面積よりも大きい表面積を有する。
請求項(抜粋):
X線を発生するX線源と、該X線を検出するX線検出器と、前記X線源と前記X線検出器の間に配置され、長手方向及び円周を有する複数の管状フィルタ素子を具えたフィルタとを具えているX線装置であり、-前記各フィルタ素子が、少なくとも1つの導電性の液体成分及び少なくとも1つのX線吸収性の液体成分を含有する充填液を受け入れる内部容積を有し、前記フィルタ素子のX線吸収率が、前記内部容積内に存在する前記X線吸収性の液体成分の量に依存し、-前記各フィルタ素子は、前記フィルタ素子の壁に第1電圧を印加するための第1電極と、前記フィルタ素子の前記内部容積に第2電圧を印加するための第2電極とを具え、-前記導電性の液体成分が前記フィルタ素子の前記内部容積の少なくとも一部分に存在する際に、前記第1電極と前記導電性の液体成分との間に、前記フィルタ素子の単位表面積当りの電気容量が存在するような方法で、前記第1電極が絶縁層によって前記フィルタ素子の内部容積から電気的に絶縁され、-前記X線吸収性の液体成分の、前記各フィルタ素子の長手方向の液面レベルを段階的に制御することによって、前記各フィルタ素子のX線吸収率が調整可能であるX線装置において、 前記フィルタ素子の壁の単位表面積当りの電気容量が、前記フィルタ素子の実質的に長手方向に変化することを特徴とするX線装置。
IPC (4件):
A61B 6/00 300 ,  G21K 1/10 ,  G21K 3/00 ,  G21K 5/02
FI (4件):
A61B 6/00 300 J ,  G21K 1/10 A ,  G21K 3/00 W ,  G21K 5/02 X
Fターム (8件):
4C093AA01 ,  4C093AA07 ,  4C093CA04 ,  4C093CA31 ,  4C093EA11 ,  4C093FA27 ,  4C093FA42 ,  4C093FA59

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