特許
J-GLOBAL ID:200903013600731645

光透過性ユニット式多層空気層断熱遮音板及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-264784
公開番号(公開出願番号):特開平11-062409
出願日: 1997年08月25日
公開日(公表日): 1999年03月05日
要約:
【要約】【目的】本発明は、建築物等の開口部に使用される光透過性のユニット式多層空気層断熱遮音板に係るもので、透明性、軽量性、断熱性、遮音性、耐久性、不燃性、安全性、リサイクル性、及び経済性について相乗効果の大きい断熱遮音板を提供することにより、窓の結露を完全に防止、夏の西日を遮断し、暖かさ・涼しさ・静けさを保ちながら、冷暖房費と資源エネルギーを節約して、省エネと快適な暮らしを両立し、家計を助け、酸性雨と温暖化防止にも貢献する。【構成】二枚の板ガラスの間に配設される光透過性のユニット板によって、空気層が多層化された断熱遮音板が構成される。ユニット板は紙のように薄い極薄板でつくられ、汎用化された僅かな種類の大きさのユニット板によって、通常使用されるすべての大きさの開口部が作られ、ユニット板の支持手段は見付幅が狭く、透過する視界が広くて明るいうえ、意匠的選択性とインテリア性に優れた断熱遮音板を構成する。
請求項(抜粋):
建築物等の開口部の光透過部分に使用され、熱貫流率低減部分、結露防止部分、及び音響透過損失増大部分に使用されるもので、平行な二枚の板ガラスの間に、所定の大きさの汎用性ユニット板(単板、又は複数の単板が集まった群板)を配設することにより、空気層(大気中の空気、湿度調節された大気中の空気、又は熱伝導率の低い不燃性の不活性ガスで満たされた層状を成す空間)が多層化された断熱遮音板が形成され、該ユニット板は、光を透過する“極薄板”で構成されていて、これにより空気層がつくられる軽量板であり、該極薄板の面に接して、該ユニット板の面と平行に、一定の厚さの空気層が設けられて、該断熱遮音板は、熱や音の通過する方向に、該空気層が重なって、多層化されており、該極薄板の面と垂直方向に、該極薄板を支持し、該極薄板の“たわみ”を減少しながら、該空気層を囲むことにより、該空気層の空気(不活性ガスを含む)の対流を阻止する“支持手段”が設けられていて、該支持手段に囲まれた全範囲に、該空気層が斑(むら)なく設けられているとともに、少なくとも、該極薄板と該支持手段との間、該支持手段同士の間、該支持手段と該二枚の板ガラスとの間、及び該ユニット板同士の間のうちの一以上の間に、該断熱遮音板の各部分の軋(きしみ)音を防止し、該断熱遮音板内での熱伝導と音波振動伝導を防止しながら、該断熱遮音板の各部分にかかる集中応力を分散し、該断熱遮音板の各部分の温度の違いによる伸縮量の違い及び該断熱遮音板の各部分の製造上の寸法誤差を吸収する“緩和手段”が設けられていることを特徴とする光透過性ユニット式多層空気層断熱遮音板。
IPC (6件):
E06B 3/66 ,  B32B 7/02 ,  B32B 17/06 ,  E04B 1/90 ,  E06B 5/00 ,  G10K 11/16
FI (7件):
E06B 3/66 ,  B32B 7/02 ,  B32B 17/06 ,  E04B 1/90 C ,  E04B 1/90 N ,  E06B 5/00 B ,  G10K 11/16 D

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