特許
J-GLOBAL ID:200903013603102746

懸濁液の凝集試験方法および凝集剤注入量決定方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-266796
公開番号(公開出願番号):特開平7-171307
出願日: 1991年07月12日
公開日(公表日): 1995年07月11日
要約:
【要約】[目的]一本の凝集反応装置の延長上に設置した複数の透過光強度測定装置により連続的に測定された透過光強度変化から、凝集反応の良否の判定と最適凝集剤注入量決定を連続的、自動的に行うこと。[構成](a)濃度の異なる凝集剤と懸濁液との混和液を段階的且つ連続的に作成する(b)複数の透過光強度測定装置とを具備する一本の凝集反応装置中に、混和液を連続的にポンプ送水し、凝集反応を進行させる(c)連続的に測定された透過光強度変化から、(1)平均透過光強度および振幅の最大値,(2)凝集速度、フロック径、フロック数を算出する(d)算出された各項目の最大値又は最小値に基づき、凝集反応の良否の判定と最 適凝集剤注入量を決定する[効果]短時間に、自動的かつ高精度に最適凝集剤注入量を決定する方法を提供すると共に、凝集速度、フロック径、フロック数を計測・算出する効果を持つ。
請求項(抜粋):
[請求項1](a)濃度の異なる凝集剤と懸濁液との混和液を段階的且つ連続的に作成する第1の段階と(b)光源部と受光部とから成る複数の透過光強度測定装置とを具備する一本の凝集反応装置中に、凝集剤濃度の異なる所定量の混和液を所定の速度で連続的にポンプ送水し、混合・撹拌し、凝集反応を進行させる第2の段階と(c)第2の段階の過程で、連続的に透過光強度を測定する第3の段階と(d)第3の段階で連続的に測定された透過光強度変化から、平均透過光強度およびその振幅を求め、これより凝集・フロック形成速度(以下凝集速度と記す)、フロック径、フロック数を算出する第4の段階と(e)第4の段階で連続的に算出された凝集速度、フロック径、フロック数、及び、それらの最大値又は最小値に基づき、凝集反応の良否の判定と最適凝集剤注入量を決定する第5の段階とを具備することを特徴とする懸濁液の凝集試験方法と最適凝集剤注入量決定方法[請求項2]第2の段階において、光源部と受光部との間にレンズを設置し、凝集反応装置内を流動する粒子群を拡大または縮小することにより、粒子の粒径に応じた光強度変化を拡大または縮小して凝集反応の良否の判定と最適凝集剤注入量を決定することを特徴とする[特許請求項1]記載の懸濁液の凝集試験方法と最適凝集剤注入量決定方法[請求項3]第3の段階において、一本の凝集反応装置の延長上に所定の間隔で設置された複数の透過光強度測定装置により連続的に測定された透過光強度変化から、平均透過光強度および振幅の最大値を読み取り、それに基づき、凝集反応の良否の判定と最適凝集剤注入量を決定することを特徴とする[特許請求項1]記載の懸濁液の凝集試験方法と最適凝集剤注入量決定方法[請求項4]第3の段階において、複数の透過光強度測定装置より得られる連続的な透過光強度変化に基づき、各凝集剤注入量毎の透過光強度(又は電圧)の時間変化を求め、また、所定の凝集剤注入量における凝集速度分布及び所定時間後の平均透過光強度、振幅を求めて、その注入量におけるフロック径、数を計算し、それらに基づき、凝集反応の良否の判定と最適凝集剤注入量を決定することを特徴とする[特許請求項1]記載の懸濁液の凝集試験方法と最適凝集剤注入量決定方法
IPC (2件):
B01D 21/30 ,  C02F 1/52

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