特許
J-GLOBAL ID:200903013610824013

交通渋滞情報変換方法、交通渋滞情報変換装置、および交通渋滞情報変換プログラムとその記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 橋本 剛 ,  鵜澤 英久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-201332
公開番号(公開出願番号):特開2006-023975
出願日: 2004年07月08日
公開日(公表日): 2006年01月26日
要約:
【課題】観測された渋滞状況データをその精度を実効的に落とすことなく実用上十分な精度で効率よく、かつ分析・解析し易いデータ形式に変換する。【解決手段】道路交通情報センタ2からのリアルタイム交通情報を交通渋滞情報収集手段11に収集し、この形式のまま蓄積手段12に蓄積する。原始リンク分割点情報算出手段13は、道路リンクを道路リンク素片に分割する分割点を抽出して、それらの分割点に関する情報を格納手段14に格納する。リンク分割点間引き処理手段15は、原始リンク分割点情報から、各道路リンクの原始リンク分割点を間引き処理を行い、このリンク分割点情報を格納手段16に書き込む。道路リンク素片単位渋滞情報抽出手段17は、間引き後リンク分割点情報を使って、交通渋滞情報のデータ形式をリスト表現のものに変換して、それを道路リンク素片単位渋滞情報として格納手段18に書き込む。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
道路の渋滞状況を、定められた時間間隔で一定期間観測して蓄積した過去の交通渋滞情報であって、当該道路リンク毎に当該道路リンクの各観測時刻における渋滞状況を、当該道路リンクの渋滞区間の先頭位置と末尾位置および当該渋滞区間の渋滞の程度とで記述した交通渋滞情報について、そのデータ形式を変換する交通渋滞情報変換方法であって、 (1)道路リンク毎に、上記の各観測時刻に現れる渋滞区間の先頭位置および末尾位置を抽出し、抽出された先頭位置および末尾位置から重複する点位置を取り除いた上で、これらの点位置を当該道路の終点に近いものから順に並べ替え、当該道路リンクを区分けする分割点として特定し、特定された各分割点について渋滞区間の先頭位置として参照された回数および渋滞区間の末尾位置として参照された回数を算出する原始リンク分割点情報算出手順と、 (2)上記で算出された各道路リンクのリンク分割点数、リンク分割点位置、渋滞先頭として参照された回数および渋滞末尾として参照された回数をオリジナルのリンク分割点情報として、道路リンク毎に記録する原始リンク分割点情報格納手順と、 (3)上記オリジナルのリンク分割点から、道路リンクの終点と始点を除くリンク分割点を間引く手順を指定する手順と、 (4)上記で指定されたリンク分割点を間引く手順を停止する手順を指定する手順とを備え、 (5)上記リンク分割点を間引く手順としては、 (5A)間引き対象リンク分割点を選定するに当たって、間引き前の全リンク分割点について、当該分割点を間引いた後に出来るリンク素片長を求め、この中で間引き後リンク素片長が最も短くなるリンク分割点を間引き対象リンク分割点とし、 間引き後のリンク素片長が最も短くなるリンク分割点が複数ある場合は、一つ前の間引き処理において削除された分割点から最も離れた距離にあるリンク分割点を間引き対象リンク分割点とし、 間引き後のリンク素片長が最も短くなるリンク分割点が複数あり、且つ一つ前の間引き処理において削除されたリンク分割点から最も離れた距離にあるリンク分割点が複数ある場合、もしくは最初の間引き処理において、間引き後のリンク素片長が最も短くなるリンク分割点が複数ある場合は、道路リンク終点に近いリンク分割点を間引き対象リンク分割点として、 リンク分割点を間引く処理を、指定されたリンク分割点を間引く手順を停止する条件が作用するまで繰り返す手順、 (5B)間引き対象リンク分割点を選定するに当たって、間引き前の全リンク分割点のうち、渋滞先頭として参照された回数が最も少ないリンク分割点を間引き対象リンク分割点とし、 渋滞先頭として参照された回数が最も少ない分割点が複数ある場合は、道路リンク終点に近い分割点を間引き対象リンク分割点として、 リンク分割点を間引く処理を、指定されたリンク分割点を間引く手順を停止する条件が作用するまで繰り返す手順、 (5C)間引き対象リンク分割点を選定するに当たって、間引き前の全リンク分割点のうち、渋滞末尾として参照された回数が最も少ないリンク分割点を間引き対象リンク分割点とし、 渋滞末尾として参照された回数が最も少ない分割点が複数ある場合は、道路リンク終点に近い分割点を間引き対象リンク分割点として、 リンク分割点を間引く処理を、指定されたリンク分割点を間引く手順が作用するまで繰り返す手順、 (5D)間引き対象リンク分割点を選定するに当たって、間引き前の全リンク分割点のうち、渋滞先頭として参照された回数と渋滞末尾として参照された回数の和が最も少ないリンク分割点を間引き対象リンク分割点とし、 渋滞先頭として参照された回数と渋滞末尾として参照された回数の和が最も少ない分割点が複数ある場合は、道路リンク終点に近い分割点を間引き対象リンク分割点として、 リンク分割点を間引く処理を、指定されたリンク分割点を間引く手順を停止する手順が作用するまで繰り返す手順、 のうち少なくとも一つ以上を備え、 (6)リンク分割点を間引く手順を停止する手順としては、 (6A)リンク分割点の間引き処理を行った後に残されたリンク分割点で構成されるリンク素片の平均長がある閾値以上になったら停止させるよう働く手順、 (6B)リンク分割点の間引き処理を行った後に残されたリンク分割点で構成されるリンク素片のうち、リンク素片長が最小のものがある閾値以上になったら停止させるよう働く手順、 (6C)リンク分割点の間引き処理を行った後に残されたリンク分割点で構成されるリンク素片のうち、リンク素片長が最大のものがある閾値以上になったら停止させるよう働く手順、 (6D)リンク分割点の間引き処理を行った後に残されたリンク分割点の渋滞先頭として参照された回数の総和が、リンク分割前のリンク分割点の渋滞先頭として参照された回数の総和に対する比率がある閾値以下になったら停止させるよう働く手順、 (6E)リンク分割点の間引き処理を行った後に残されたリンク分割点の渋滞末尾として参照された回数の総和が、リンク分割前のリンク分割点の渋滞末尾として参照された回数の総和に対する比率がある閾値以下になったら停止させるよう働く手順、 (6F)リンク分割点の間引き処理を行った後に残されたリンク分割点の渋滞先頭として参照された回数と渋滞末尾として参照された回数の総和が、リンク分割前のリンク分割点の渋滞先頭として参照された回数と渋滞末尾として参照された回数の総和に対する比率がある閾値以下になったら停止させるよう働く手順、 のうち少なくとも一つ以上を備え、 (7)上記リンク分割点の間引き処理後の各道路リンクの、リンク分割点数、リンク分割点位置を、リンク分割点間引き後リンク分割点情報として格納する間引き後リンク分割点情報格納手順と、 を備えることを特徴とする交通渋滞情報変換方法。
IPC (1件):
G08G 1/00
FI (1件):
G08G1/00 A
Fターム (3件):
5H180AA01 ,  5H180DD04 ,  5H180EE02

前のページに戻る