特許
J-GLOBAL ID:200903013633557640

塗膜転写具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 北村 修
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-177780
公開番号(公開出願番号):特開平8-040630
出願日: 1994年07月29日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【目的】 スリップ連動機構に関係する部品コストの削減と組立工数の削減とを図りながら、ギヤ等を備えた高価な転写具ケースを長期間に亘って反復使用することができるようにする。【構成】 転写具ケースCに、繰出コア2を着脱自在に嵌合係止する回転自在な繰出用支軸9と、巻取コア4を着脱自在に嵌合係止する回転自在な巻取用支軸10とを設け、繰出用支軸9と巻取用支軸10とに、繰出コア2によるリボン繰出速度よりも巻取コア4によるリボン巻取速度が速くなる状態で連動させるギヤ11,12を設け、巻取コア4の回転と繰出コア2の回転とをスリップ可能に連動するスリップ連動機構13を設ける。巻取用支軸10の係合部10aに係合する状態で巻取コア4に形成された被係合部4bを、設定以上の相対回転力が作用したときに非伝動状態に弾性変形可能に構成して、巻取コア4側の被係合部4bをもってスリップ連動機構13を構成するとともに、巻取コア4側の被係合部4bを、巻取用支軸10側の係合部10aの機械的強度よりも弱く構成する。
請求項(抜粋):
転写膜(a)が一側面に設けられている転写リボン(R)を転写膜(a)側を外向きにして巻き付けている繰出コア(2)と、当該繰出コア(2)から転写ヘッド(3)を経由して繰り出されてくる転写リボン(R)を巻き取る巻取コア(4)とを取替え自在に収納する転写具ケース(C)に、前記繰出コア(2)をリボン幅方向から着脱自在に嵌合係止する回転自在な繰出用支軸(9)と、前記巻取コア(4)をリボン幅方向から着脱自在に嵌合係止する回転自在な巻取用支軸(10)とのうちの少なくとも一方を設け、前記繰出用支軸(9)と巻取用支軸(10)、又は、巻取用支軸(10)と繰出コア(2)、若しくは、繰出用支軸(9)と巻取コア(4)とに、繰出コア(2)によるリボン繰出速度よりも巻取コア(4)によるリボン巻取速度が速くなる状態で連動させるギヤ(11,12)を設けるとともに、前記巻取コア(4)の回転と繰出コア(2)の回転とをスリップ可能に連動するスリップ連動機構(13)を設けて、前記転写ヘッド(3)で転写リボン(R)を被転写面(B)側に押圧しながら、当該転写ヘッド(3)を前記繰出コア(2)からのリボン繰出方向上手側に向けて移動させることにより、転写リボン(R)が前記繰出コア(2)を回転させながら繰り出され、かつ、前記転写ヘッド(3)を通過した転写リボン(R)が前記巻取コア(4)に巻き取られるように構成してある塗膜転写具であって、前記巻取用支軸(10)の嵌合外周面に形成された係合部(10a)に係合する状態で巻取コア(4)の嵌合内周面に形成された被係合部(4b)、又は、前記繰出用支軸(9)の嵌合外周面に形成された係合部(9a)に係合する状態で繰出コア(2)の嵌合内周面に形成された被係合部(2b)を、設定以上の相対回転力が作用したときに非伝動状態に弾性変形可能に構成して、当該巻取コア(4)側の被係合部(4b)又は繰出コア(2)側の被係合部(2b)をもって前記スリップ連動機構(13)を構成するとともに、前記巻取コア(4)側の被係合部(4b)又は繰出コア(2)側の被係合部(2b)を、これに対応する巻取用支軸(10)側の係合部(10a)又は繰出用支軸(9)側の係合部(9a)の機械的強度よりも弱く構成してある塗膜転写具。
IPC (3件):
B65H 35/07 ,  B41M 5/30 ,  B43L 19/00

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