特許
J-GLOBAL ID:200903013697712356
複合ピアノのラウド装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-240032
公開番号(公開出願番号):特開平7-092967
出願日: 1993年09月27日
公開日(公表日): 1995年04月07日
要約:
【要約】【目的】 通常のピアノ演奏に加えて電子音源による演奏をも可能にした複合ピアノにおいて、打弦音を止めて電子音源だけでの演奏時に通常のタッチ感を全く損なわず、かつラウドペダルが操作された場合にはアコースティックピアノにおけるラウド効果に近い音を生じさせる。【構成】 ラウドペダルの操作によりラウド制御に入ると、響板34の近傍に設けられた第2スピーカ91より押鍵情報に応じた楽音を発生させ、響板34あるいは他の弦等と共鳴した音を、響板34の近傍に設けられたマイクロホン93より拾う。そして、その拾った楽音を押鍵情報に対応する楽音とミキシングさせてヘッドホンから発音させる。従って、単に押鍵された鍵に対応する楽音だけではなく、その楽音によって響板34あるいは弦25等と共鳴した音も発音されるので、音量・音色が豊かになる。
請求項(抜粋):
鍵盤を操作するとハンマー系が慣性運動して打弦する機構と、ラウドペダルを操作するとダンパーが弦から離れるラウド状態を作り出す機構と、押鍵・離鍵に関する動作を検出する鍵関連動作検出手段と、該鍵関連動作検出手段からの情報に基づき、電子音源を制御して第1の楽音発生手段より該当する楽音を発生させる楽音発生制御手段と、該楽音発生制御手段により前記電子音源を制御して演奏する際に、前記ハンマー系の動作を阻止する動作阻止手段とを備え、該動作阻止手段は、前記ハンマー系が慣性運動を始めてから弦に当接するまでの間で前記ハンマー系の動作を阻止する位置に配設され、前記鍵関連動作検出手段は、前記動作阻止手段によって前記ハンマー系の動作が阻止される前に、押鍵に関する動作の検出が完了する位置に配設されている複合ピアノにおけるラウド装置であって、前記第1の楽音発生手段とは別の第2の楽音発生手段及び収音手段を響板上又は響板の近傍に配置すると共に、前記ラウドペダルが操作されたことを検出するペダル操作検出手段と、該ペダル操作検出手段からの情報により前記ラウド状態にある場合には、前記楽音発生制御手段を制御することによって、前記第2の楽音発生手段からも押鍵情報に応じた楽音を発生させ、前記響板あるいは弦等と共鳴した音を前記収音手段より拾い、その拾った楽音を前記押鍵情報に対応する楽音とミキシングさせて前記第1の楽音発生手段より発音させるラウド制御手段と、を備えたことを特徴とする複合ピアノのラウド装置。
IPC (4件):
G10H 1/00
, G10C 3/14
, G10C 3/16
, G10C 3/26
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