特許
J-GLOBAL ID:200903013717271017

C4オレフィン留分のポリイソブテンおよびプロピレンへの転換方法およびその設備

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岸本 瑛之助 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-116463
公開番号(公開出願番号):特開平8-301794
出願日: 1996年05月10日
公開日(公表日): 1996年11月19日
要約:
【要約】【課題】 C4 オレフィン留分の、一方におけるポリイソブテンおよび他方におけるプロピレンへの転換方法を提供する。【解決手段】 転換方法は、1)帯域(1) における、ニッケル、パラジウムおよび白金からなる群から選ばれる少なくとも一つの金属を含む触媒の存在下の、1-ブテンの2-ブテンへの異性化を伴うジオレフィンおよびアセチレン不純物の選択的水素化工程、2)帯域(2) における、酸触媒の存在下のイソブテンのポリイソブテンへの重合工程、および3)帯域(3) における、酸化レニウムを含む触媒の存在下の、エチレンを用いるC4 残渣留分のメタセシス工程の、連続して行なわれる三工程を備える。
請求項(抜粋):
C4 オレフィン留分のポリイソブテンおよびプロピレンへの転換方法において、前記留分は、特にジオレフィン、1-ブテン、イソブテンおよびアセチレン不純物を含んでおり、前記方法は、連続して行なわれる下記工程:1) 温度20〜200°C、圧力1〜5MPa、空間速度0.5〜10h-1、H2 /ジオレフィン(モル)比0.5〜5で、ニッケル、パラジウムおよび白金からなる群から選ばれる、担体に担持された少なくとも一つの金属を含む触媒上の液相での前記留分の通過による、1-ブテンの2-ブテンへの異性化を同時に行なうジオレフィンおよびアセチレン不純物の選択的水素化工程であって、大半は2-ブテンおよびイソブテンを含みかつ実際にはジオレフィンもアセチレン化合物も含まない流出物を得るようにする選択的水素化工程、2) 酸触媒の存在下、温度-100〜+100°C、反応が液相で行なわれる圧力での、工程1)の流出物中に含まれるイソブテンのポリイソブテンへの重合工程であって、工程1)より生じた留分の他の成分からのイソブテンの分離工程が重合工程の前に行なわれて、一方におけるポリイソブテンと、他方におけるポリマーを含まないC4 残渣留分とを得るようにする工程、および3) 担体に担持された少なくとも一つの酸化レニウムを含む触媒の存在下、温度0〜100°C、反応温度での反応混合物の蒸気圧に少なくとも等しい圧力下、エチレンを用いるC4 残渣留分のメタセシス工程において、プロピレンを含む流出物を得るようにする工程であって、メタセシス工程の後に、プロピレンの分離工程が行なわれる工程、を備えることを特徴とする転換方法。
IPC (5件):
C07C 6/04 ,  C07C 11/06 ,  C08F 10/10 MJG ,  C08F110/10 MJG ,  C07B 61/00 300
FI (5件):
C07C 6/04 ,  C07C 11/06 ,  C08F 10/10 MJG ,  C08F110/10 MJG ,  C07B 61/00 300

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