特許
J-GLOBAL ID:200903013752637660

車両の挙動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷 照一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-026876
公開番号(公開出願番号):特開平7-232629
出願日: 1994年02月24日
公開日(公表日): 1995年09月05日
要約:
【要約】【目的】 前輪及び後輪のうちでグリップ限界に達していない車輪側に制動力を付与して車両のドリフトアウト及びスピンを的確に防止する。【構成】 マイクロコンピュータにより、前輪及び後輪のグリップ限界がそれぞれ検出される(ステップ112〜116)。いずれか一方の車輪がグリップ限界に達したとき、他方の車輪に付与される制動力と同他方の車輪のコーナリングフォースの合力による車両重心回りの回転モーメントと、前記一方の車輪のコーナリングフォースによる車両重心回りのモーメントとが釣り合うように、前記制動力Brl*,Brr*又はBfl*,Bfr*が計算される(ステップ120,122,126,128)。これらの計算された各制動力はグリップ限界に達していない車輪に付与される(ステップ124,130)。前輪側及び後輪側の車両重心回りのモーメントが等しくなり、車両のドリフトアウト及びスピンが防止される。
請求項(抜粋):
前輪及び後輪がグリップ限界に達していることをそれぞれ検出する検出手段と、前記検出手段によって前輪がグリップ限界に達したことが検出されたとき、前輪のコーナリングフォースによる車両重心回りの前輪側モーメントと、後輪のコーナリングフォースと制動力の合力による車両重心回りの後輪側モーメントとが釣り合うように後輪のための第1目標制動力を計算する第1計算手段と、前記検出手段によって後輪がグリップ限界に達したことが検出されたとき後輪のコーナリングフォースによる車両重心回りの後輪側モーメントと、前輪のコーナリングフォースと制動力の合力による車両重心回りの前輪側モーメントとが釣り合うように前輪のための第2目標制動力を計算する第2計算手段と、前記検出手段によって前輪がグリップ限界に達したことが検出されたとき、前記計算された第1目標制動力に基づく制御信号を後輪用のブレーキ装置に出力して後輪に同第1目標制動力を付与するとともに、前記検出手段によって後輪がグリップ限界に達したことが検出されたとき前記計算された第2目標制動力に基づく制御信号を前輪用のブレーキ装置に出力して前輪に同第1目標制動力を付与する制御手段とを備えた車両の挙動制御装置。

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