特許

J-GLOBAL ID：200903013783535173

金属製ガスケットの製造方法

発明者： 阿久津 忠良 ,  三浦 正彦 ,  井上 國利 ,  中田 和哉
出願人/特許権者： 日本ガスケット株式会社 ,  トヨタ自動車株式会社
代理人 (1件)： 尾仲 一宗
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-222263
公開番号（公開出願番号）：特開平6-050434
出願日： 1992年07月30日
公開日（公表日）： 1994年02月22日
要約：

【要約】【目的】 本発明は、弾性金属板に折返し部を形成する折り曲げ加工で折り曲げ部が加工硬化して亀裂、割れ等が発生するのを防止する金属製ガスケットの製造方法を提供する。【構成】 本発明では、弾性金属板3にシリンダボア孔2よりも小さい内径を有するボア孔を複数個形成し、弾性金属板3のボア孔周囲部分即ち折り曲げ部7を折り曲げ加工して折返し縁部をシリンダボア孔2とする折返し部5を形成する。折り曲げ部7は環状溝部6が形成されて薄肉化されている。折り曲げ部7の折り曲げ加工を、弾性金属板3の材料の再結晶温度以下で加工硬化が発生し難い温度範囲の温間で行うことにより、折り曲げ部7にマルテンサイト析出を防止でき、加工硬化の発生を避けることができる。

請求項（抜粋）：

弾性金属板にシリンダボア孔よりも小さい内径を有するボア孔を複数個形成し、前記弾性金属板のボア孔周囲部分を折り曲げ加工して折返し縁部をシリンダボア孔とする折返し部を形成する金属製ガスケットの製造方法において、前記ボア孔周囲部分の折り曲げ加工を前記弾性金属板の材料の再結晶温度以下で加工硬化が発生し難い温度範囲の温間で行うことを特徴とする金属製ガスケットの製造方法。