特許
J-GLOBAL ID:200903013801335861

人工衛星の測距方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松浦 兼行
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-316093
公開番号(公開出願番号):特開平7-146360
出願日: 1993年11月22日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【目的】 本発明は人工衛星のドッキング時に衛星の位置決定のための地上局での作業を軽減させると共に、ドッキングの信頼性を向上し得る人工衛星の測距方式を提供することを目的とする。【構成】 本体衛星10はn逓倍器114より取り出されるコマンド信号のサブキャリアのn逓倍の信号を測距用トーン信号としてコマンド回線3を利用してドッキング衛星20へ送信する。ドッキング衛星20はこの測距用トーン信号をコマンド受信部21で受信した後、テレメトリ回線4を利用して本体衛星10へ折り返し送信する。本体衛星10は受信した測距用トーン信号と、n逓倍器114の出力信号とを位相比較器135で位相比較することにより、距離データを取得する。オンボードコンピュータ14はこの距離データから衛星間の相対速度を算出し、これらと軌道要素データを基にドッキング衛星20の位置を決定する。
請求項(抜粋):
オンボードコンピュータを搭載した本体衛星と、該本体衛星にドッキングするドッキング衛星との間の測距方式であって、前記ドッキング衛星の制御のためのコマンド信号を生成し、該コマンド信号を所定周波数のサブキャリアで変調する変調手段と、該変調手段より取り出されるコマンド信号の変調波と周波数の異なる測距用トーン信号を生成する測距用トーン信号生成手段と、該コマンド信号の変調波と該測距用トーン信号とを多重した後搬送波を変調した信号を送信信号として前記ドッキング衛星へ送信する送信手段と、前記ドッキング衛星からの測距用トーン信号を受信する手段と、該受信した測距用トーン信号と前記測距用トーン信号生成手段により生成される測距用トーン信号との位相差に基づいて前記本体衛星とドッキング衛星間の距離及び相対速度を測定し、これらの測定結果を基に衛星の位置決定を行う演算手段とを前記本体衛星に有し、該本体衛星から送信されてきた信号を受信して前記コマンド信号の変調波と前記測距用トーン信号との多重信号を得る受信手段と、該受信手段より取り出された多重信号から測距用トーン信号を分離し、該分離した測距用トーン信号を変調して前記本体衛星に送信する測距用トーン信号送信手段とを前記ドッキング衛星に有することを特徴とする人工衛星の測距方式。
IPC (4件):
G01S 13/42 ,  B64G 1/64 ,  G01S 13/36 ,  G01S 13/74

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