特許
J-GLOBAL ID:200903013810825480

枢動キーを用いる自動ブースト式空気圧ブースタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 朝倉 勝三
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-578202
公開番号(公開出願番号):特表2002-528327
出願日: 1999年10月26日
公開日(公表日): 2002年09月03日
要約:
【要約】本発明は、孔(61)内に収蔵されたプランジャ(9)により作動され、このプランジャが閉止部材(111)と選択的に協働する可動弁座(102)を支持し、この閉止部材が固定弁座(101)と選択的に協働するようになっている空気圧ブースタに関する。本発明によると、プランジャ(9)は、円筒形本体(91)と、本体の前方停止部(911)と後方停止部(912)との間で摺動するリング(92)とを包含し、リング(92)の前方部分(921)は円筒形本体(91)と孔(61)との間に嵌合し、リング(92)の後方部分(922)は可動弁座(102)を支持し、さらに、枢動キー(13)と弾性スナップリング(141)により、本体(91)の移動とは独立してリング(92)を孔内に一時的に固定維持することが可能であり、急激な制動作用の後ブースタの作動を継続することができる。
請求項(抜粋):
剛性ケーシング(1);作動状態において第1圧力(Pd)を送出する第1圧力源(D)に常時接続される前方室(3)と後方室(4)とをケーシング(1)の内部に画成する可動壁(2);ケーシング(1)の開口部(19)に摺動可能に装架されたハブ(6)を有し、可動壁(2)と一緒に動く空気圧ピストン(5);前方室(3)に向かって指向する軸線駆動方向(X+)に発揮される入力(Fe)及び軸線駆動方向(X+)とは反対の軸線戻り方向(X-)に主スプリング(71)により発揮される主戻し力(Frp)から成る、作動ロッドに作用する合力の関数として、休止位置と最端駆動位置との間でハブ(6)内を移動できる作動ロッド(7);ハブ(6)の孔(61)内に収蔵され、作動ロッドにより携行されるプランジャ(9);及び、ハブ(6)の内周部に形成した固定環状弁座(101)と、固定弁座(101)に同心をなしプランジャ(9)により支持された可動環状弁座(102)と、プランジャ及びハブに同心をなし前方環状閉止面(111)を有する管状シャッタ(11)とから成る三方弁(10)を包含し、この前方面(111)が、第1圧力(Pd)よりも高い第2圧力(Pa)を送出する第2圧力源(A)から後方室(4)を隔離するように可動弁座(102)と選択的に協働するとともに、後方室(4)を第2圧力源(A)に接続できるように固定弁座(101)と選択的に協働する空気圧ブレーキブースタにおいて、プランジャ(9)が、作動ロッド(7)に固着された円筒形本体(91)と、本体の前方停止部(911)と後方停止部(912)との間で円筒形本体(91)に対して軸線方向に摺動するように装架されたリング(92)とを包含し、リング(92)の前方部分(921)が円筒形本体(91)とハブの孔(61)との間に嵌合し、リング(92)の後方部分(922)が、可動弁座(102)を画成するカラーを形成し、前方停止部(911)及び後方停止部(912)が、リング(92)の軸線方向移動を許容する距離を互いに離間され、副スプリング(12)が、軸線戻し方向(X-)に指向しカラー(922)を後方停止部(912)に向けて押圧する第2の戻し力(Frs)を、カラー(922)に発揮し、リング(92)及びハブ(6)が、リングに発揮される第2の戻し力(Frs)に拘わりなくハブ(6)に対してリング(92)を固定維持でき、相応して後方室(4)を第2圧力源(A)に接続できる第1及び第2可逆保持装置(13,141,15)を包含し、この保持装置が、所定の最小行程(C)に少なくとも等しい行程を孔(61)内へ駆動されるリングにより作動されるとともに、主戻し力(Frp)の作用のもとで軸線戻り方向(X-)に前方停止部(911)が移動したときにこの前方停止部によりリング(92)が駆動されるという条件で少なくとも作動解除されることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
Fターム (3件):
3D048BB07 ,  3D048BB26 ,  3D048CC44

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