特許

J-GLOBAL ID：200903013826551569

鉄系形状記憶合金製鋳造部材の製造方法及び鋳造部材

発明者： 丸山 忠克 ,  都丸 光紀 ,  池邊 優 ,  青木 和雄 ,  田巻 耐 ,  大塚 広明 ,  大歯 滋喜 ,  福田 一
出願人/特許権者： 淡路産業株式会社 ,  新日本製鐵株式会社 ,  昭和鉄工株式会社
代理人 (1件)： 矢葺 知之 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-083655
公開番号（公開出願番号）：特開平10-280061
出願日： 1997年04月02日
公開日（公表日）： 1998年10月20日
要約：

【要約】【課題】 熱間加工工程を経ることなく、今までにない簡略化された製造工程によって、通常の形状の締結部材や、従来では簡単には得られなかった装飾的なもしくは複雑な形状の締結部材をも、容易に得ることができる鋳造部材の製造方法を提供すること。【解決手段】 鉄系形状記憶合金を溶解してから、目的とする製品部材に近い形状の素部材に鋳造した後、凝固から600°Cまでの温度領域の平均冷却速度が10°C/min 以上でかつ1500°C/min 以下となるように冷却し、次いで600°C以上への加熱処理を施した後に冷間で変形を付与する。これによって簡単に種々の形状・構造の鉄系形状記憶合金製鋳造部材を得ることができる。

請求項（抜粋）：

溶解した鉄系形状記憶合金を仕上がり形状に近い素部材に鋳造した後、凝固から600°Cまでの温度領域の平均冷却速度が10°C/min 以上でかつ1500°C/min 以下となるように冷却し、次いで600°C以上への加熱処理を施した後に冷間で変形を付与することを特徴とする鉄系形状記憶合金製鋳造部材の製造方法。