特許
J-GLOBAL ID:200903013835764028

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-319826
公開番号(公開出願番号):特開平10-159517
出願日: 1996年11月29日
公開日(公表日): 1998年06月16日
要約:
【要約】【課題】 ロックピンを設ける場合であっても、バルブタイミング変更時の応答性及び制御性に優れた内燃機関バルブタイミング制御装置を提供する。【解決手段】 バルブタイミング変更機構11は、ハウジング28とその内部に設けられたベーン体31とを有する。ベーン体31の外周部に設けられた複数のベーン32は、その両側に、進角側及び遅角側油圧室13,14をそれぞれ区画形成する。ハウジング28とベーン体31とは、これら油圧室13,14に対する油圧制御に基づいてその相対回転位相が変更される。ベーン32の一つに設けられた貫通孔42には、これらハウジング28及びベーン体31の相対回転を規制するロックピン43が配設され、更にその周囲には、同ピン43による規制を解除するための油圧室44が形成される。この油圧室44は、ロックピン43による規制がなされている状態でのみ、進角側油圧室13と連通する。
請求項(抜粋):
同一の回転軸心を有して内燃機関の出力軸及び同機関のバルブを開閉駆動するカムシャフトの一方及び他方に連結された第1及び第2の回転体を備えるとともに、前記第1の回転体に形成された凹部を前記第2の回転体に形成されたベーンにて区画することによりベーンの両側に第1及び第2の液室を形成し、該形成した液室に対する液圧制御に基づき前記第1及び第2の回転体を相対回転させて前記機関出力軸と前記カムシャフトとの相対回転位相を変更し、前記バルブの開閉タイミングを可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記第1及び第2の回転体の一方に形成された挿通孔を移動する移動体がそれら回転体の他方に形成された係止穴に嵌入されることによって同第1及び第2の回転体を所定の回転位相に係止するロック手段と、前記移動体を前記係止穴の形成された回転体側に付勢する付勢手段と、機関運転時、前記付勢手段による付勢力に抗して前記ロック手段による係止を解除するための液圧を前記移動体に対し付与する第1及び第2の液圧供給通路とを備え、前記第1及び第2の液圧供給通路のうち前記カムシャフトの回転位相を進角せしめる側の液室に対応した液圧供給通路は、前記第1及び第2の回転体が係止される前記所定の回転位相以外で遮断されることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。

前のページに戻る