特許
J-GLOBAL ID:200903013847697431

受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須山 佐一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-170475
公開番号(公開出願番号):特開平11-017642
出願日: 1997年06月26日
公開日(公表日): 1999年01月22日
要約:
【要約】【課題】 伝搬環境が大きく変化した場合にも常に安定した受信特性を得る。【解決手段】 この受信装置は同期検波によってディジタルデータ系列を復調するOFDM受信装置であり、受信信号の周波数スペクトルと参照信号の周波数スペクトルとから伝送路応答を算出する伝送路応答算出部5と、伝送路応答を周波数軸上でフィルタリングする帯域幅可変フィルタ9と、伝送路応答を高速逆フーリエ変換することで希望波と遅延波との到着時刻を得る逆フーリエ変換部6と、各到着時刻から遅延波の遅延時間を測定する遅延時間測定部7、その遅延時間に応じて帯域幅可変フィルタ9の帯域幅を変更(設定)する帯域幅設定部8と、帯域幅可変フィルタ9にてフィルタリングされた後の伝送路応答を用いて受信信号の歪みを補償する歪み補償部10と、歪み補償された受信信号をディジタルデータ系列に復調する復調部11とを具備する。
請求項(抜粋):
直交周波数分割多重された信号を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された受信信号を周波数スペクトルに変換する第1の変換手段と、前記受信信号に対する参照用の参照周波数スペクトル信号を生成する参照周波数スペクトル信号生成手段と、前記第1の変換手段により変換された受信周波数スペクトル信号と前記参照周波数スペクトル信号生成手段により生成された参照周波数スペクトル信号とから伝送路応答を算出する伝送路応答算出手段と、前記伝送路応答算出手段により算出された伝送路応答を伝送路の時間応答に変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段により変換された伝送路の時間応答を用いてマルチパスによる遅延波の遅延時間を測定する遅延時間測定手段と、前記伝送路応答をフィルタリングする帯域幅を可変自在に設定可能であり、前記伝送路応答算出手段により算出された伝送路応答を設定された帯域幅でフィルタリングする帯域幅可変フィルタと、前記遅延時間測定手段により測定された遅延波の遅延時間に応じて前記帯域幅可変フィルタの帯域幅を設定する帯域幅設定手段と、前記帯域幅可変フィルタによりフィルタリングされた伝送路応答を用い、前記第1の変換手段により変換された受信周波数スペクトル信号のマルチパスによる周波数軸方向の歪みを補償する歪み補償手段と、前記歪み補償手段により歪み補償された受信周波数スペクル信号を用いてディジタルデータ系列を復調する復調手段とを具備したことを特徴とする受信装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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